バッドパラドックス【赤】

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現場に着くと既に鑑識が到着しており調べてる真っ最中だった





遺体を覗くと、やはり穴が2つ首に開いていた



「お母さんたちと同じ…」

高「同一犯ですね」



この人も今までの被害者と同じく、顔が整っている20代くらいの女性だ





犯人はなにを考えているのだろうか…





「通報者はどこに？」

鑑「あぁ、あのパトカーに乗ってますよ」

「ありがとうございます」







「刑事課の藍野です、お話聞かせてもらってもいいですか？」

女「あ、山田と申します」

「山田さんが発見したとき既に女性は倒れていたんですか？」

山「はい、既に倒れていましたが犯人らしき人をちらっと見ました」

「犯人はどんな感じでしたか？服装とか、見た目とか」

山「黒いパーカーを着ていました。フードも被っていたので顔は見てませんが…若そうに見えました。背は170超えですね」

「犯人はどの方向に逃げていきました？」

山「工場の入口の方へ歩いて逃げていきました」

「歩いて…」




焦っている様子ではない


犯行に慣れてる…




「ありがとうございました」

私はパトカーを出て、瑠那と工場に勤務している人に話を聞いた







男「さぁ？知らないな…若くてパーカーを着てる人はこの工場にはいないね」

「そうですか…」






「瑠那、周辺を捜索してみよう」

高「はい！」

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