バッドパラドックス【赤】

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3years ago



「お母さん…？お父さん…？」





家に帰ると両親が血を抜かれた状態で倒れていた



私の誕生日の日だった




涙が出ないほど絶望した






遺体を確認してもらうと鎖骨辺りに穴が2つ開いていた





私はこの謎に包まれた事件を解決するために警察になることを決意した









「絶対犯人を突きとめてやる…」









・









Now



？「先輩！中間さん来ましたよ！」

「瑠那…」


この子は高崎瑠那、私の部下でいつも一緒に行動してる
銃を使うのが上手くて、勘がよく当たる



中間淳太さんは私の頼れる上司
私のピンチを何度も助けてくれた恩人でもある



中「例の吸血事件の目撃者から話を聞いてきた」

「話…？」

中「今分かってる情報は犯人はパーカーを着た男で、美しい女性ばかりを狙う連続殺人鬼。犯行時間はバラバラで定まっていない、女性を襲う場所は人気のない場所」

高「ほんとに吸血鬼みたいですよね…」

中「そう、今回聞いた話でも吸血鬼に近い」

「どんなことを聞いたんですか？」

中「犯人は女性の首筋に顔を埋めて血を吸っているようで、被害女性は吸われている最中は快感を得ているようだと言うてた」

「快感…ですか？」



まるで吸血鬼…

でもまさか実在するわけない



現実的に考えると愉快犯か血を吸っているのではなくなにかを企んで血を集めているか…




そんなことを考えていると無線が鳴った



『西地区で女性が血を抜かれた状態で倒れているとの通報。直ちに西地区〇〇工場に急行してください』



「瑠那、行くよ！」

高「はい！」

中「2人とも気をつけや!まだ犯人が近くにおるかもしれへん、刑事でも女なんやから用心し！」

「はい、分かってます。新しい情報が入ったらすぐ連絡を」

中「おう」

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