バッドパラドックス【赤】

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？「瞳の色、赤くなってんで？」


「私は吸血鬼なんかじゃ…」



血を一点に見つめてしまう




勝手に手が動き、男の腕を掴んでペロっと舌で血を舐めてしまった



その瞬間電気が走ったように頭が痛んだ








・



『……き』


『…いき!』








"大毅!!"






・




「!!!だ…いき……しげおか…だいき」


重「あ、思い出してくれたん？」




幼馴染みで私の実家の裏に住んでた男の子…



思い出した……でもなんで…





「私…なんで大毅の存在を忘れてた…？」


重「それは多分…」




ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ




「!!」


重「あこちゃんの上司やな」



ｶﾞﾁｬ


「中間さん…」

中「藍野、ここのお宅表札ないねんけど…」

「な、なんでもない理由ですよ、ここの方が言ってました」

中「で？ここの方は？」

「か、風邪気味で動けないみたいです。知らないって言ってたんで出ましょ」




私はとりあえず中間さんには黙っておいて、署に戻った






そして私はパソコンを開いて重岡大毅と打った





「出てこない…」



該当する情報がありませんって…




存在しないことになってる


住所を検索しても不思議なことになにも出てこない









"自分のこと探った方が早く解決すると思うで？"







私は自分の名前を検索し、両親の詳細を見た






「え…!?」









お父さんの詳細が全くない…!?




お母さんのは職歴や細かいプロフィールが書いてあるのに…


どういうこと！？







そういえば私…









血を美味しいと感じたような…









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