9 ページ9
重岡side
放課後になり、誰もいなくなった教室で一叶と2人きり
まずは一叶の話を聞く
重『一叶から話してええよ』
『うん、あのさ…なんで私に霊感持ってたこと隠してたの？』
重『そ、れは…一叶が幽霊嫌いなん知っとったから怖がらせないためにずっと言わんかっただけや』
『私は言ってほしかった…知ってたら入れ替わった状態でも少しは気をつけて暗い道避けたり出来たのに！私ほんとに怖かったんだよ？昨日なんて鏡になにかうつってて気絶しちゃって…』
重『…ｯ自分やって隠し事しとったやん』
『え……』
重『一叶、男性恐怖症やろ』
『!!!』
俺は昨日見つけたノートを一叶に渡した
『なんでこのノート…』
重『お父さんなんて大嫌い、男の人が怖い、痛いって…ノートやなくて俺や照史に言うてほしかった。なんで隠してたん？俺らも男やから怖い？』
『ちが…大ちゃんやあっくん、2人の家族は怖くないよ…誰よりも信頼してるから。でもｯ…2人は仲のいい家族と幸せに過ごしてたのを見て、私は言わなかった。言えなかった…！伝えようとしたこともあったけど幸せそうな大ちゃんたちを見て…こんな暗い話聞きたくないかなって思って伝えることを断念したの』
重『俺たちのために…黙ってたってことなんか』
一叶は小さく頷いた
『入れ替わったのは多分私のせい…ずっと大ちゃんと入れ替わりたいと思ってたから』
重『俺と…？』
『優しくて面白いお母さん、料理上手で頼れるお父さん…恵まれた家庭で私も暮らしたかった』
重『…なんでもっとはよ言わんかったん…！』
『ごめんｯ…(泣)』
重『俺も霊感持ってたこと言わんかったのは謝る、でも一叶の家のことはもっと俺ら幼馴染を頼ってほしかった！こんなに近くにおったのに気づかんかった俺もアホやけど一叶はもっとアホや！』
『大ちゃ…』
重『これからは全部共有してほしい、楽しいことも悲しいことも全部！気なんか使わんでええ！』
『うんｯ…(泣)ありがと…』
一叶の頭を撫でていると、照史がそ〜っと教室に入ってきた
桐「お取り込み中悪いねんけど〜、ちょーっと来てもらえへん？」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 102人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ジャニーズWEST」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
杏珠(プロフ) - 淳夏さん» ありがとうございます！すごく嬉しいです！(´；ω；｀) (2019年9月2日 21時) (
レス) id: 4d20b4f7a7 (このIDを非表示/違反報告)
淳夏(プロフ) - いつも楽しく読ませてもらっています！とても面白いです！ (2019年9月2日 21時) (レス) id: 99b203626d (このIDを非表示/違反報告)
杏珠(プロフ) - なつきさん» コメントありがとうございます！そう言っていただけてとっても嬉しいです！更新頑張ります^^* (2019年8月25日 13時) (レス) id: 4d20b4f7a7 (このIDを非表示/違反報告)
なつき(プロフ) - とっても面白いです！更新楽しみです！ (2019年8月25日 13時) (レス) id: c3db2cf019 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：杏珠 | 作成日時：2019年8月22日 11時
