Switched#重岡

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貴方side


次の日の放課後

今日は一日中大ちゃんから離れず、過ごしていた


長谷川君が何度か話しかけてきたけど大ちゃんがすごい剣幕で追い払ってくれた


重「家まで送るで」

「ありがとう大ちゃん」




2人で学校から出ると、長谷川君が誰かと話しているのを見かけた




「だ、いちゃん…あれ…」


重「え…？」



「なんで…お父さんと話してるの……」


重「あれって…一叶の父ちゃん!?」


「うそ…なんで…!?」



重「落ち着け、大丈夫や。こっちに気づいてへん」




なんでこんな所にお父さんが…!?



離婚して遠くに行ったはずじゃ……



私は走って逃げた





重「おい一叶!?どこ行くねん!?」




大ちゃんが後ろから追いかけてきて、すぐに捕まえられた



「ﾊｧ…ﾊｧｯ…なんでお父さんが…離婚してから一度もこっちに来たことなかったのに…」



重「とりあえず家に帰ろう」


ゆっくり歩きだし、家の近くまで来た



「お父さん…お父さんがいる!!帰りたくない!!」



玄関前にはお父さんが立っていた





重「待て、俺に考えがある、入れ替わろう」






・





重『一叶は今日俺の家に帰って』

『大ちゃん…ほんとに大丈夫…？私の代わりに殴られたりしたら…』

重『俺は平気やけど、もし一叶の顔に傷がついたらごめんな…』

『ううん、気をつけてね…お父さんは普通じゃないから』

重『分かっとる、じゃあ明日ここに来てな』




重岡side



重『あれ、お父さん』

父「一叶、久しぶりだなぁ？元気だったか？」

重『そんなことよりなにしに来たの？』

父「まぁ中に入って話をしようじゃないか」

重『……分かった』




鍵を開け、家に入り電気を付けた



父「あぁ、この家も久しぶりだな」

重『で、なにしに来たの？』

父「仕事でたまたまこっちに来たんだ、営業でね」

重『へぇ…そういえば長谷川君と話してたね、どういう関係？』

父「岳のことか？俺の息子だが？」




は！？息子！？



重『そ、それって再婚した人の連れ子…とか？』

父「そうだ、お前と同じクラスなんだってな」


嘘やろこんなことほんまにあるん！？


一叶がこれを知ったら…


父「それに岳はお前のことが好きらしい、良かったな好かれて」


良いわけないやろ！！


父「岳とお前が結婚したらまた俺と家族だな！ははっ」


ふざけやがって…


重『絶対ないから安心して』

父「絶対？あいつは男前じゃないか、お前の好みだろ？」




なにぬかしてんだこの親父…

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