卒業11日前 ページ10
柊side
「ねぇ一颯、なんかもう疲れちゃった」
景山が亡くなって半年が経とうとしてるそして卒業まで残り11日。彼女は窓を見つめながらそう呟いた
柊「……」
「…やってないのにやった事にされて、外に出たら後ろ指を指される。こんな生活もういや…
自分が自分じゃなくなる気がして怖いの…」
自分が自分じゃなくなる、生前景山も泣きながら伝えてきた
柊「…それでもお前は景山の分も生きるんだ、」
「……生きる、かその願いは叶わないかもね
私ね病気でさ余命宣告されてるの。
だから私は、れいちゃんの分まで生きれないし
一颯のお嫁さんになることも出来ない……一颯を1人にしちゃう」
柊「っ…俺が病院に行ったのは覚えてるか」
「覚えてるよ、れいちゃんが亡くなった日でしょ」
柊「膵臓がんが再発したんだ、残り1年の命らしい。」
「そんな…」
柊「……俺は命をかけてこれから最期の授業をしようと思う」
「最期の授業……？」
柊「あぁ、二度と景山やAのような被害者を出さないように。景山が死んだ理由は分かるか？」
「……れいちゃんは、____に耐えれなくなって亡くなった、」
柊「知ってたのか、」
「この前言ってたの、クラスの人達に何かを言われるのは辛くないって……」
柊「そうか「ねぇ、一颯私も付き合うよ。」は、？」
「私れいちゃんに言われたの"Aはいいね色んな人に信じて貰えて"って、私思ってた
なんで私たちの意見は聞いてくれないんだろうって」
柊「付き合うって、俺は学校を爆破させるしアイツらを人質に取る。終わったら逮捕されるんだぞ、！」
「それでもいい！！……それで二度とこんな事が起きなくなるならこれで、さくらが前を向けるなら。
れいちゃんの誤解を解けるなら。残りの人生を必死に生きる。彼女の死と向き合う、それが今の私にできること。」
彼女は本気だ、こうなったら俺でも止められない。
柊「ははっ…やっぱりお前は優しいよ誰よりも。」
「残りの人生生きるそして、死ぬ時は一緒だよ一颯
1人にしないでね」
柊「あぁ、お前も俺の前から居なくなるなよ。」
そして俺たちはこの計画を2人で決行すると決めた。
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作者名：蜜柑 | 作成日時：2023年4月7日 9時
