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澪「…先生」
柊「景山か、どうした」
澪「Aは…今どうしてるんですか、」
柊「……笑わなくなってしまったよ毎日辛そうな顔をして今にも消えてしまうんじゃないかって思う程に」
澪「そうですか……」
柊「…会ってくれるかあいつに」
澪「え、？」
柊「日向は今住所を特定されてしまったため俺の家で過ごしている。」
澪「……会いたいです、会わせて下さい」
柊「明日放課後美術室で待ってる。」
俺は景山にそう言い学校から出た
家に着き寝室に入るとカッター片手に倒れている彼女の姿が
柊「A……!?」
慌てて抱き上げ頭を撫でてやりながら名前を呼ぶと、ゆっくりと目を開け弱々しく俺の名前を呼んだ。
「私、やってないよ、っ…あの日は病院に行ってた、」
柊「あぁ、分かっている俺はお前を信じてるからな
もちろん景山も茅野も諏訪達も」
「……れいちゃんは元気、？さくらはまた辛い思いしてない？……唯月たち酷いこと言ってない、？」
あぁ、やっぱりお前は優しすぎるよこんな時まで他人のことを考える事が出来るんだから。
柊「明日の放課後景山が家に来る、久しぶりに会ってやってくれないか」
「……会いたい」
柊「あぁ会わせてやる。とその前に怪我の手当てしていいか？」
「……ごめんなさい」
柊「謝らなくていい、お前は何も悪くない」
血を洗い流し大きい絆創膏を貼って剥がれないように包帯を巻いてやった。
柊「……寝れてないだろ、隈ができてる」
「怖い夢見るから、寝れなくて」
柊「一緒に寝るか？そしたら怖くないだろ」
そう伝えると彼女はコクリと頷いた、よっぽど眠かったのかこの日一度もAが目を覚ます事はなかった。
柊「おやすみA」
寝ている彼女の口角が微かに上がったように見えた。
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作者名：蜜柑 | 作成日時：2023年4月7日 9時
