来客1組目(眼鏡と虎とクレープ) ページ16
*
さて、異能力騒動も一応解決し、太宰さんが私に触れる事でその場にいる人が私の事を思い出せるという事が発覚。そしてこれから毎週土、日に探偵社の何人かがお見舞いに来ると決まったのが火曜日で、今日が土曜日だから……
今日、誰かがくるっっっっっ!!!!!
誰だろ、国木田さんとかの知ってる人かな、会ったこと無い人かな、どちらにせよ楽しみィィィ!
とか一人でソファでテンション上げてたら、ピンポーンと間延びしたチャイムが聞こえた。
あ、やべ、太宰さんまだ寝てるのに……
まぁいっか!
はーいと叫んでパタパタと駆けてドアを開けると、そこに並んでいたのは大、中、小…じゃなくて、国木田さん、敦君、で、黒髪ツインテールの少女。
「おはようございます!…って、私の事覚えてる?」
「おはよう。あぁ、今回はちゃんと覚えているようだ。」
「おはよう、Aちゃん。僕もしっかり覚えてるよ。」
「良かった。どうぞ、3人とも上がって!」
リビングに行くと、もう既に太宰さんが座って待機していた。
「やぁ、おはよう。敦君に国木田君。それに…鏡花ちゃん、で合ってるかな?」
自信なさげな太宰さんに、こくりと頷く少女。
へぇ、鏡花ちゃん、鏡花ちゃん……可愛い名前だ。
「えっと、鏡花ちゃん、初めまして!小山Aだよ、宜しくね!」
「……泉鏡花、14歳。六月で」
「ちょ、ストップ!」
何か言いかけた鏡花ちゃんの口を、慌てて塞ぐ敦君。どうしたんだろ?
「鏡花ちゃん、別に全部言わなくてもいいんだよ。そんな事教えたってなんにもならないでしょ?」
「…そう。ごめんなさい、よろしくお願いします。」
ぺこりと頭を下げる鏡花ちゃん。可愛い!
「ねぇねぇ、私の事、A姉って呼んでよ!」
「……えっと、A、姉……?」
や、やばい可愛い。萌死ぬ。
「頂きました、ありがとうございます!」
「否何がだ」
国木田さんのツッコミで、場は一気に和やかなムードへ。
この後私達は、日が暮れるまでトランプをしたり雑談をしたり、国木田さんが持って来てくれたドーナツをみんなで食べたりして過ごした。
とっても楽しかった。
さて、明日は誰か来るのだろうか。
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空ノ寂(プロフ) - 七葉さん» ありがとうございます、とても嬉しいです!これからも、応援よろしくお願いします! (2017年12月4日 0時) (レス) id: 6114dac4c8 (このIDを非表示/違反報告)
七葉 - 凄く面白いです!更新頑張ってください!応援してます! (2017年12月3日 23時) (レス) id: 88ee75b376 (このIDを非表示/違反報告)
空ノ寂(プロフ) - uoxCAnz4DFHXBiTさん» ありがとうございます!!そう言っていただけて光栄ですっ!これからも、応援宜しくお願い致します! (2017年11月12日 22時) (レス) id: 6114dac4c8 (このIDを非表示/違反報告)
uoxCAnz4DFHXBiT(プロフ) - めっちゃ面白い!!! (2017年11月12日 22時) (レス) id: 27924cfedd (このIDを非表示/違反報告)
空ノ寂(プロフ) - 洋梨さん» ありがとうございます(T^T)とても、励みになります!これからも頑張って更新していきますので、応援宜しくお願い致します! (2017年11月11日 23時) (レス) id: 6114dac4c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:空ノ寂 | 作成日時:2017年11月5日 15時