◇ 狂愛 〈 緑 〉

5：アイシテル ページ5

忠義side


Aは 、仕事に毒されている 。


毎日毎日 、仕事のことばかりや 。




｢ 契約取ったよ ！｣



｢ 仕事に遅れちゃう ... ！｣



｢ 仕事をするのが好きだから辞めたくないなあ 。｣






いつから仕事に夢中になった ... ？



俺のことは ... ？



それなら毎晩 、俺で夢中にさせたげれば 。






錦戸 ｢ おーい 、たーだーよし 、ただよし 、忠義！！｣



｢ はッ ... 、亮か 。驚かすなや 〜 。｣



錦戸 ｢ 顔強ばってたで 。悩みでもあるんか？ ｣



｢ 悩みとかないで 。｣



錦戸 ｢ あ 、奥さんのことで悩んでんやな 。｣



｢ ち 、違うんや 。｣



錦戸 ｢ 忠義が慌てる = それが原因やろ ？｣



｢ ほんま 、亮には叶わんな笑 ｣



亮は 、俺の良き理解者 。

何でも出来るし 、皆の憧れっちゅうやつ 。



｢ 俺 、亮みたいに何でも出来る人になりたいわ 。｣



錦戸 ｢ 何でも出来るわけではないで 。でも 、忠義にも良さって奴があると思うで 〜 。｣



｢ 亮 ... ！！！｣


亮の前で涙をこぼした 。

亮は 、優しいからその涙を拭いてくれた 。


『 今日は 、俺が奢ったるから元気だし？ 』

亮は 、そういう所が優しい 。

俺もすかさず『 行きたい 』と答えた 。

6：アイシテル→←4：アイシテル

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す