まねーじゃー【ハイキュー】 (ページ5)

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練習熱心ページ5

今日はいわゆる朝練というのがある日らしくて…

いつもよりめっちゃ早めに家を出た

「(うーん。さすがに早く来すぎたかなぁ…誰もいないよねー)」

キュキュ…

「え、なんの音？」

まだ体育館の外にいるため
なんの音かはっきりわからない状態

「もしかして…誰か来てる？」

ｶﾞﾗｯ

「え、影山サン！？」

影山「えっ！？あ、ドモ…」

ドアを開けるとトス？をあげる練習をしている影山さんがいた

「こんな早くから練習してるんだね…しんどくない？」

影山「いや別に…好きな事だから。」

好きな事＿か。

影山「その…なんつーか。木原さんの好きなことは？なんすか！！！！！！！」

あまりの勢いに笑いそうになってしまう

私の好きなこと、は…

「絵を描くこと…かな」

影山「絵？」

「うん。私さ小学校4年生くらいまで自分の絵が大っ嫌いで、この世で私より絵が下手な人っていないんじゃないかなーと思ってたの。

だから自然と自信もなくして絵を描くことも滅多に無くなってたんだよね。」

影山「そう…何っすね」

「でもね。気がついたんだ。自分の絵が色んな人から見たらいろんな見方があるっていうのを。例えば…象を描いたとして…aさんとbさんにみせます。

aさんはこの絵はライオンだと言います。bさんはカバだと言います。」

影山「そんなっ！ぞうなのに！」

いや、そこ！？

「ちょw続けるね？
でも私が描いたのは象だからaさんもbさんも違うってわけ。この時点で私の絵は象だと判断されてないということになる。

でもaさんとbさんの私の絵に対する見方って言うのは違うんだ」

影山「見方？」

「うん。そう。
象を書いてるのに2人の人からはカバだのライオンだの言われる。でもこれってさ私の絵はカバにも見えるしライオンにも見れるってこと。だからその1つの絵に何らかのセンスが詰まってるってこと」

影山「センス…そうか…そういうことか」

「だから。苦手なことでも自信が無いことでも、いろんな人の見方を見て見たくて避けてた絵を描くようになったんだ。たまに何を描いてるか当てられるんだけどその時はね本当に嬉しいんだー！

今はその嬉しさと自分にはセンスがある！っていう自信で絵を描き続けてるんだ。気がついたらそれが私の「好きなこと」になってたんだよねー」

影山「……」

「あ、ご、ごめん！なんか意味不明なことばっか言っちゃって…」

及川「木原ちゃああああああああん！泣
感動したよ…！！泣｣

え