野菜は苦手だけどキミは好き

Beautiful Dreamer ページ21

はじめside

Aが寝てから1週間が経つ。
いつ起きてもいいように、トマトとりんごは常備している。…あ、一応言うけど食べれるやつだからね？

はじめ「A、起きて…お腹すいたでしょ？」

A「……」

はじめ「お風呂はいってないから気持ち悪いよね？身体拭いてあげる。」

俺はタオルでAの身体を拭いた。

ｺﾝｺﾝｺﾝ

はじめ「はぁーい」

はじめ母「はじめ、Aは…？」

はじめ「まだ寝てる。」

はじめ母「そう。…少し、2人っきりにしてもらえる？」

はじめ「うん。」

俺は外へ出た。


はじめ母「A、ごめんね。私がちゃんと見ていればこんなことにはならなかったのに。また痛い思いをさしてしまって…ごめんなさい。A、覚えてる？家に来た時、あなたはご飯を食べてくれなかった。6日目にやっと食べてくれた。嬉しかった。あんなに小さかったAがこんなに大きくなって…美人さんになったね。早く目を覚ましてね。」


母ちゃんが外に出てきた。

はじめ母「はじめ、Aをよろしくね」

はじめ「まかせて」


母ちゃんが帰り、俺もそろそろ仕事があるから病室をでた。

日付がかわり、いつも通りAのいる病室に向かう。ドアを開けると、そこには…

はじめ「…！！A…A！！！」

そこには…ベッドを起こし外を眺めているAの姿があった。

A「お兄、ちゃん…お、はよう」

はじめ「おはよう、やっと目覚めてくれた…」

A「なん…にち、ね、てた…の？」

はじめ「今日で8日目だった。…おはよう、おはようA…！」

A「なか、ないで…？」

だいちぃ「やっほー！今日も来たぞー！ってえ？！」

たなっち「おはようございまーす。どうしたんですかだいちくん」

やふへゐ先生「はよざいまーす。え？！」

トマトクン「ん？どうしたんっすか？」

凸「ちょ、進んでください…笑」

A「みん、な…お、はよ」

だいちぃ「Aが起きてる…！！！」

たなっち「おはよう、A」

やふへゐ先生「やっと目覚めたか…笑」

トマトクン「身体大丈夫？お医者さん呼んできますね？」

凸「大丈夫っすか？」

A「しんぱ、い…かけて、ごめん、ね？」

はじめ「いいの、心配かけても！！…Aは女の子なんだから、お兄ちゃんが守ってあげるから…！」

A「あり、がと」

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