【A3!】小さなオルゴールの約束【摂津万里】 (ページ21)

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20.3日目ページ21

あれから、1時間ほどゲームをしてから彼女を家まで送った

色々なアクシデントで少し長く感じた2日目…3分の2が終わった

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3日目は少し遠いところに行きたいと彼女に言われた

昨日のこともあり、今朝は調子どうだ？と確認の連絡を入れる

〔あの後はぐっすり寝たから、今日はバッチリ(๑و•̀ω•́)و〕

彼女らしい、顔文字付きで返信が返ってきた

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今日の待ち合わせ場所は少し大きい駅

よく待ち合わせに使われる場所のため彼女を探すのに時間がかかった

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「万里くん！おはよ！！」

万里「わりぃ、なかなか見つけられなかった」

「何それ、チビって意味？？」

万里「別にそうは言ってねーだろ」

「万里くんデカいから私はすぐ見つけたよ？」

万里「ならもっと早く声かけろ」

「なんか、キョロキョロ探してる万里くん面白くてちょっと見てた(笑)」

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なんて話しながら、彼女の行きたい場所へ向かう

電車で1時間弱

着いた場所は人気の少ない海だった

キレイではあるが、思い出に残すならもっとキレイは海はたくさんあるはず…

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万里「なんで海に？どうせならもっとキレイな海でいいだろ」

「うーん…海ならどこでも良かったんだけどせっかくなら万里くんと2人の時間を過ごせるような所がいいかなーって思ってね」

万里「なんだよそれ」

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笑って言い返したけど、本当はちょっと嬉しかった

隣に並んで彼女と一緒に歩く砂浜

少し歩くとベンチがあり、腰掛ける

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「そういえば、昨日話を聞いて欲しいって言ったの覚えてる？」

万里「あぁ、そういえばそんなこと言ってたな」

「聞いてくれるかな？」

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笑顔の中に少し切なさを感じた

本当は聞きたいけど、聞いてはいけないような話な気がする…

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万里「…話してみ？」

「少し間があったね(笑)」

万里「いいから話せよ」

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うん、と1つ返事をした彼女は
ゆっくり一言一言、言葉を選びながら話し始めた

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