【A3!】小さなオルゴールの約束【摂津万里】 (ページ18)

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17.回復ページ18

今、隣で彼女が眠っている

気持ち少しだけ顔色が良くなってる気がする

少し微笑んでいるような寝顔をじっと見つめていた…

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万里「ずっと傍にいて欲しい……なんてな」

ボソッと呟くと、まるでそれを聞いていたかのように彼女は寝言を言った

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「ﾝｯ…万里くん…行かないでね…」

一体どんな夢見てんのかな？なんて少し考えながら隣で眠る彼女の頭を優しく撫でる

医療用ウィッグのあまり柔らかくない毛…少し胸が痛かった…

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30分程で彼女は目を覚ました

「ﾝﾝ、万里くん？…私どれくらい寝てた？」

万里「まぁ、30分くらい？」

「そっか、ごめんね」

万里「別にいいよ、体調は？」

「だいぶ楽になった気がするよ」

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彼のおかげで少し楽になった

体温計を取り、体温を測る

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36.2℃

平熱より約1℃程高いが朝に比べるとだいぶ回復した

ほんと、今日は彼に感謝だ…ありがとう

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万里「何度？」

「36.2℃だよ、だいぶ楽になった！」

万里「それなら良かった…朝から熱あったのか？手いつもより熱かったし」

「…うん、黙っててごめんね…変に心配かけたくなくてさ」

万里「Aそういうところあるよな、1人で抱え込むなよ」

「うん…そうだ、少し元気になったし1ついい？」

万里「なんだよ？」

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