白石の顔が好きなだけなんだから！【白石蔵ノ介】 (ページ44)

今日:11 hit、昨日:22 hit、合計:35,498 hit

episode 43 ページ44

…今日の自分はやけに素直や

もう1回して欲しかったから
してって言えたし、何よりも…

・

・

白石が好きや…

伝えたい、今日なら素直になれる気がする！

・

唇が離れ、彼の名を呼ぶ

「蔵ノ介…///」

「…ｯ///」

「今、自分の素直な気持ちが分かったわ…うちも白石のこと好き///」

・

自信なく、ボソッと囁いた声でもしっかりと彼に届いたようで

「今のほんまか！？好きって、顔だけやないよな！？」

「か、顔だけやないわ！全部や全部！！言わせるな…///」

「どうしよう…めっちゃ嬉しいわ///」

・

安心しきった彼の声を聞き、ふと顔を覗くと自分と同じくらい顔を赤く染めている白石

「白石顔真っ赤やん！人のこと言えんでー(笑)」

なんていつもとは逆転した弄りをしてやる

・

「そ、そんなのどうでもええわ！それよりめっちゃ嬉しい///」

そういい勢いよく抱きついてくる彼を抱きとめる

・

「白石、勢い良すぎるわ！」

「いやー落としてみせるって余裕ぶっこいてたけど、いざ好きって言われると動揺してなー」

「だからって勢いよく、しかも強く抱きしめるな！！」

「ん、ほんまは嬉しいんやろ？？」

「…そ、そんなことないわ///」

「急に素直やなくなるんやな」

「そ、そうや白石！これから謙也の家に行こうや」

「それよりAは先に財前に報告せなアカンのやない？」

「あ、そうだった！財前の家に行こー！！」

・

・

2人で仲良く、今度は本当のカップルとして並んで歩く道のり

ここからは意外と距離のある財前の家へもあっという間に着いてしまい、呼び鈴を押す

・

「財前いるやろか？？」

「いると思うけどなー」

「白石、声でかいわ！ご近所さんにも迷惑やろ」

「そういうAも声でかいわ！」

「あの…お2人さん何しに来たんすか？」

「「財前！！」」

・