白石の顔が好きなだけなんだから！【白石蔵ノ介】 (ページ38)

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episode 37 ページ38

「みんな朝練おつかれー！あ、財前ちょっと話がある」

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朝練終わりに財前と2人で少し話す

「昨日の話ちゃんと決めてきたわ」

「それで？どうするんすか？」

「……その話

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乗るわ」

「ほんまですか！？」

「…おん、必死に考えたんや。このままモヤモヤしてるのも嫌やし、白石がいいって言うならそれで自分の気持ち確かめる」

「なら、俺から伝えますか？俺の意見やし」

「いや、自分の言葉で伝えてええか？」

「A先輩がええならそれで」

「おおきに！今日の放課後の部活終わったら白石とゆっくり話してみるわ」

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相談に乗ってくれた財前にお礼を伝え、うちは教室に向かう。

昨日考えてたら宿題忘れてたんよ…

急いで教室に行かな！！

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ギリギリセーフ！

なんとか宿題も間に合って無事に放課後をむかえる

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「白石ー今日部活終わってから少し話あるんや、時間ええか？？」

「おん、大丈夫やで」

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大会前のためいつもより遅い時間まで練習をしていた。

学校が閉まるギリギリまでコートで練習をするR部員。

ほんと、この人らの努力恐ろしいわ…

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感心しつつも、時間がやってくる。

「そろそろ終わりにしときー！学校も閉まる時間やで！！」

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声をかけるとみんな慌てて帰り支度をし、学校が閉まる直前に校門を急いででる。

「ほんと、毎度毎度この時期は部活上がり慌ただしいわー」

「まだ練習し足りんわ！！」

「せやで、白石ー！もっとテニスしたいわー！！」

「金ちゃん、学校に取り残されたいん？？」

「うっ…それは嫌や！！学校の七不思議ってやつあるやろー」

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ガヤガヤ騒がしくみんなで帰ろうとするなか、

「そういえばA、話ってなんや？？」

「あっ、そうだったわ！みんな先帰っててやー」

「「「ほな、また明日ー」」」

「A先輩、頑張ってください((ﾎﾞｿｯ」

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ガヤガヤとみんなが帰っていくなか、状況を把握している財前はうちに一言こっそり言い残して帰って行った。

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「白石、こんなとこで立ち話もなんやしちょっと腰掛けられるようなとこで話そうや」

「おん、構わへんけど…話ってなんや？」

「ちょっとした提案や」

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適当に近くの公園のベンチへ腰をかける

心を整理して、一つ一つ伝えたいことを頭の中でまとめる

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