１８話 ページ19
逆巻家に来て、はや数日の時が経っていた。因みに私は今人間界の逆巻家を探検中だ。起きてからの半日は皆とずっと話していたけど流石に１日中は流石にキツイので探検を口実に抜け出した。
レイジに簡単に説明はされたけど、散歩がてらぶらぶらするのも中々楽しいものだ。
皆は案内を買って出てくれたけど、落ち着かないから1人でいいと断った。
それにしても、まあ屋敷が広いこと。こんなに部屋数いるのか？いや要らないだろう。恐らく半分近く使って無いみたいだし。1つ1つの面積がでかい上に、それが大量にあるのだ。
魔界にある、王宮と言えば良いのだろうか？。屋敷もとてつもなく広くて豪奢だ。王族の住む場所なのだから当たり前だが、あれはもう半端ない。母屋が1番広く、加え各妃ごとそれぞれの離宮がある。母屋から離宮へ移動するにも時間がかかるほどの距離がある上、壮大な庭に、一応裏にある森も敷地内である。妃達のいざこざを少なくする為なのでもあるのだろうが。エデンなど迷ったら最後だ。あそこ何人も使い魔や使用人が行方不明になるって聞いたけど。
人間界で暮らしてたから余計にそう思う。
先程から探検すれば客室がかなり多い。ふとおもうが、この家に客なんて来るのか？。
こっちはまたお風呂。今のとこ、トイレが5個でお風呂3個、客室が5部屋＋私達の部屋に、娯楽室？的なものとリビング、キッチン、物置、あと使われて無さそうな部屋が大量に。
地下に続く医師の階段を発見し、恐る恐る降りていく。冷たくてなんだか異様なオーラが放たれている。降りた場所には、無機質な拷問器具たちが所せましと並べられていた。
「…拷問部屋ってやつ？。」
これは、アイアンメイデン？こっちは、ガロットに、苦悩の梨に、ムチ…鎖…手錠…木馬に、うわっ、スペインの蜘蛛だ！本物初めてみた。
趣味悪と思いながらその空気に身震いした。人間界の屋敷になんでこんなもんつくってんだ。
早々にその部屋を退出する。
コーヒでも飲もうと思いキッチンへ行くと、ユイちゃんが何かを焼いていた。
「あ、Aさん」
「いい匂い、何焼いてるの？。」
「材料があったのでクッキーを作ってみました。」
焼きあがったばかりのそれを覗けば、なんとも言えない香ばしい香りが食欲を誘った。
「よければ一緒にお茶しませんか？」
「食べます、食べさせてください。」
クッキーを美味しく頂いている時、ふと、 私は拷問部屋の事を思い出す。
「ユイちゃん本当大変だったね。」
「へ？。」
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さらら(プロフ) - チョコミカンさん» ありがとうございます、作品を褒めてもらうととても嬉しいです。お返事が遅くなって申し訳ありませんでした(_ _) (2019年4月14日 1時) (
レス) id: 38606b6bbe (このIDを非表示/違反報告)
さらら(プロフ) - りこ63さん» コメントありがとうございます。読みにくいと言うお声を頂いてなるべく善処しているつもりですが、なにぶん癖で書いているので申し訳ございません。お読み下さってとても嬉しいです (2019年4月14日 1時) (レス) id: 38606b6bbe (このIDを非表示/違反報告)
チョコミカン - 面白いです！更新頑張ってください！ (2018年12月23日 16時) (レス) id: ea092a75bc (このIDを非表示/違反報告)
りこ63(プロフ) - 面白いけど、改行使った方がいいかも (2018年12月6日 18時) (レス) id: b104c4683b (このIDを非表示/違反報告)
優希(プロフ) - さら！うまいよ！！面白いよ！！あ、Twitterで四葉美雪と名乗ってる優希です。(σ≧▽≦)σ (2017年12月19日 19時) (レス) id: 162361c584 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さらら | 作成日時：2016年4月22日 17時
