告白 ページ5
放課後、私は図書室に来た。
辺りを見渡すといつも居るはずの海先輩がいない。
図書室の中を探した。
すると、本棚を背もたれにして寝ていた海先輩がいた。
寝顔かわいい。
そう私は思った。
すると、海先輩は起きてしまった。
海・A？
A・起こしちゃいました？
海・大丈夫。ちょっと寝不足でさ。
A・今日、来てないのかなって思っちゃいましたよ笑
海・それより、その足どうしたの？
海先輩は包帯で巻かれている私の足を見た。
A・体育の授業で捻っちゃって...
海・大丈夫？痛かっただろうに。
A・その時は痛かったけど、もう大丈夫です！！
海・そっか！
A・今日は何の本読もうかなー？
海・あのさ...A。
A・なんですか？
海・Aって気になってる人とか、いるの？
A・えっ？
私は戸惑った。
本当のこと言ったらだめだよね？？
A・いや！いないです...！
海・そうなんだ。
A・急にどうしたんですか？
海・Aってそういう人いるのかなって思ってさ。もしいたらその人羨ましいな〜笑
A・...どういう事ですか？
海・だから、Aの好きな人になりたいって事だよ。
私は驚いた。
海・やっと意味通じたね笑笑
海先輩は笑った。
海・好きな人いなかったら、俺の事好きになってくれないかな。
頭が真っ白だ。
あの、海先輩が私の事好きなんて...。
海・だめかな。
その海先輩の声は悲しそうだった。
A・すいません！！
私は頭を下げた。
海・えっ？
A・嘘ついていました。本当は好きな人がいて...。
海・そっか...。そうだよね笑
海先輩は悲しそうにそう言った。
A・その人幼なじみなんですけど、いつもウザくて、でも優しい時もあって...
海・Aはその人の事が大好きなんだね。
海先輩優しすぎるよ。
海・Aが好きなんだから、きっと俺じゃかなわないんだろうな笑
A・本当に、すいませんでした...。
海・でも、これからも友達だからね。
A・はい！そんなの当たり前ですよ！！
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作者名：なつすけ | 作成日時：2018年9月16日 15時
