3話 ページ4
近くにあった宿に入る。
チラチラと視線が当たる。
それはきっと"大先生"って人に似てるからやろな。
『すんません、部屋空いてますか？』
ヘラっと笑うと店員さんは顔を赤くしながら小さな声で空いてますと言った。
可愛いなぁ…w
『じゃあ、そこお願いします。』
コクコクと何度も頷き鍵を渡された。
鍵には"015号室"と書かれている。
「1階の奥です。あの、何で鬱様は此方に…？」
『んー、秘密。ありがと〜な』
廊下を進みながら考える。
"鬱"は"大先生"やろ。
何でか俺と似てる。
区別できてへんもんな……
あまりここに居る事が明るみになると軍の奴らも他の暗殺者も来るやろ？
うわー嫌やぁ…
部屋に着くと鍵を開けて中に入る。
シャワールームもあるし変に動かなくてすむやん！
よしそんじゃ、取り敢えずハッキングでもしよかぁ
パソコンをあらかじめ用意していた荷物から取り出し専用のソフトを開ける。
『それじゃあ、やりますかぁ』
リズムよく進めていくと最初のセキュリティロックに引っかかる。
『うわ。面倒なやつや』
1つ1つ確認しながら進めていく。
『よし、これが最後や！』
そして上手くハッキング作業ができた。
軍基地の地図などを見たあと監視カメラの位置も確認する。
『てか俺そっくりなんやろ？門から堂々と入ればええやん！』
無理やったら裏から入ればええし。
そして色々漁っていると
『あ、ガバった』
何かを間違えて押してしまい画面が切り替わる。
『え、何やこれ』
軍基地の城内みたいや…
どこか1つの監視カメラに入り込んだんか？
マウスで動かせるし。
監視カメラを動かしていると、マスクに✕の文字が書かれた白い軍服の男性にカメラ越しに目が合う。
その男性は耳元を触り何かを話している。
マスクのせいで読み取れないやん……。
しばらくするとハッキングが強制的に終了した。
多分バレたんやと思う。
『ガバったと思ったらミラクルが起きたww』
カメラなんて入り込むことできるん？
出来んやろw
まぁ、少しは情報が取れたからええか。
ほっとため息をつくと電話がかかってきた。
『はい。何でしょうか』
依頼主「俺だ。依頼は受けてくれるんだよな」
『一応そうです。無理そうだったらしません。』
依頼主「それは」
『契約内容見ました？放棄することもあるねん……失礼しました。放棄することもあるんです。』
俺も死にたくないねん。
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秋茶 - わわわ！！！すっごい素敵な小説ですね、、！！20話のところで気になったんですが短期ではなくて、短気だと思います、、こちらが間違っていたらすみません！！ (2021年7月29日 19時) (
レス) id: 73aa359a6a (このIDを非表示/違反報告)
気賀 - ほんと好きッ何だろう…そっくりさんがいると少し複雑な思いがあるのが二人にもあるって感じ。これからも頑張ってください！ (2021年5月4日 12時) (レス) id: b8904e92a2 (このIDを非表示/違反報告)
茶乃 - このシリーズほんま好きやわぁ(更新待ってまー) (2021年3月30日 1時) (レス) id: cd9bc197b9 (このIDを非表示/違反報告)
マイクスタンド - 皆様！ここに神作品と神作者様が！ (2021年3月22日 15時) (レス) id: cf54397fb2 (このIDを非表示/違反報告)
霊音 - 新作おめでとうございます！！神作！！これからも頑張ってください！ (2021年3月21日 23時) (レス) id: fe9d8e551a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：結斗 | 作成日時：2021年3月21日 13時
