36話 #you.side ページ37
ショッピと話をしながらダクトを進みある場所で止まった。
shp「ここから降りると、この国の総統の部屋です。今からインカムで連絡するので少し待っててください。」
『おん』
返事をすると直ぐにショッピは耳元のインカムに手を伸ばし連絡を始めた。
shp《ショッピっす。A捕まえましたー》
いや、捕まえましたって
ショッピ、俺嫌いなん？
gr《良くやった》
shp《あ、グルッペンさん、ちょうど良かったです。今総統室のダクトに居るんすけど乗り込んでいいんすか？》
『は！？ショッピそれはちょっとアカンやろ』
shp「否、大丈夫ですよ、ちょっとうるさい荷物があるだけですし」
と、小さく笑うショッピ。
その“ちょっとうるさい荷物”は俺だろうと察した。
すまんな！という気持ちを込めてそっぽを向く。
それをまた笑うショッピ。
shp《じゃあ、ゾムさんか、コネシマさんが来たら一旦合流して乗り込んでもいいですか？》
gr《それで頼む。Aで遊ぶのも程々にな。》
ショッピは、了解と言いインカムを切った。
『俺のせいで、こんな事起こってるんや。』
すまんと謝罪するとショッピは呆れたように答えた。
shp「それは、否定はできませんよ。でも、しょうがない事ですし。」
ショッピは、ポッケに隠してあったナイフを出すとハンカチで拭き始める。
俺はその様子を見ながら口を開く。
『俺のせいでこの国とは上手くいけなくなったよな？』
shp「気にしすぎっすよ。元からこの国の観光客が居たので変化は特にないので。ただ、早く手を付けることになっただけです。逆に攻め込むきっかけができて助かりました。」
それに、とショッピは付け足し
shp「多分、上手くいってなかったと思います。なので気にしないでください。本当にコネシマさんに似てるのに中身は違うようで良かったっす。」
意外にもショッピは慰めてくれた。
根は優しいんやな、とバレないように笑う。
『それならええんやけど』
「おい！まだ、攻め込む準備はなっていないのか！？」
ダクトまで聞こえるその声は総統室から聞こえた。
ショッピは、話を聞きましょうと言った。
俺は頷き耳を澄ます。
「も、申し訳ありません！準備は万端な筈なんですが、スパイとして送った大将のペルク様がいらっしゃらないのです。」
バンッと何かを叩く音がする。
机でも叩いたのだろうか。
「リズアドは帰ってきているのか？ソイツに指示を出させよ。」
「はい！直ぐに伝えます。」
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悠斗 - すみません！3ページ目の「言われなくてもするで？」ではなく「言われへんくてもするで？」の方が違和感が無いと思います！失礼しました！ (2022年10月4日 19時) (
レス) @page4 id: 1dcf6bd63e (このIDを非表示/違反報告)
結斗(プロフ) - エラーが生じてしまい、この作品はこれ以上出来ないので把握お願いします(？) (2021年3月22日 17時) (レス) id: 2e2cde2b93 (このIDを非表示/違反報告)
結斗(プロフ) - 霊音さん» ありがとうございます！ (2021年3月21日 13時) (レス) id: 2e2cde2b93 (このIDを非表示/違反報告)
霊音 - 完結おめでとうございます (2021年3月20日 22時) (レス) id: fe9d8e551a (このIDを非表示/違反報告)
結斗(プロフ) - 夏希さん» ありがとうございます！！新作はもう少し先になります。すみませんm(_ _)mクロスオーバーはうーん…考えてみます！！何か意見があったらどうぞ！！(ドンと来い！！)頑張ります！！ご意見・質問ありがとうございました！！ (2020年12月27日 20時) (レス) id: 2e2cde2b93 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：結斗 | 作成日時：2020年12月6日 16時
