SEVENTEENの太陽【2nd】 (ページ33)

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▼いざ、日本の地へページ33

【バーノン】

『うわぁーい着いた！！』

初の日本コンサートの為に海を渡って来た俺たち。

故郷へ帰ってきたAヌナは、まるで子どものようにルンルンしている。

『いやー、どこ見ても日本語や！なつかし〜！！』

「ヌナの実家は東京？」

『ううん、神奈川県よ！東京の隣にある』

「それで……ヌナの家族はいつ来るの？」

俺の隣からひょっこり顔を覗かせるドギョミヒョン。

『9日の東京公演にみんな来るよ！』

パパも有給取ってくれた！と嬉しそうにニコニコ笑う。

『そだ、ハンソラ！あんたうちの兄ちゃんに応援されてんだから、頑張んなさいよ！！』

バシンバシン俺の肩を叩く。

「痛いって(笑)」

「ボノナ、Aヌナのお兄さんの推しなの？ねえヌナ、ボクは？」

『ドギョミはどうだろ……つーかそもそも、私は家族が私以外を応援するのは認めてないんで。本来ボノニは私の敵なんで！』

ヌナ、同担拒否するタイプなの(笑)

「ごめんねヌナ、俺がヌナのお兄さん取っちゃって」

『きいい！って言いたいところだが…兄貴がお前に惚れる気持ちはわかるよ………。それに、兄貴はわたしと(・・・・) ！ボノニ推しだからまだグレー。問題はうちのオカンや……』

「Aのお母さんが好きなのは俺でしょ？」

ジョシュアヒョンがヌナの横に並ぶ。

『出たな女たらし！！てかうちのママたらし！』

「狭いな、誑かしてる範囲が」

『シュアのせいで、カムバするたびにママはシュアの話しかせんのんや！！私を応援してくれてた頃のママを返せ！！』

「Aより俺の方がカッコイイって事だよ」

『ぬぐ………私だってカッコイイもん…』

かっこよくねーよ、とか言えないあたりやっぱりヌナは正直。