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「じゃあ、次はヌナが行きたがってたここね」
『おう…』
.
「今度はこっち」
『は、はい』
.
「あ、ここも見てみよ」
『あの……』
.
「こっちもいいかも」
『ミンハオ…?』
.
「待ってヌナ、次はここ」
『えっ、えっ……』
.
.
「次はどこに行こっか…」
紙袋を両手に持って、案内板を見上げるミョンホ。
私は疲労感を隠せずに彼の隣に立っている。
『……ちょっといいですか…』
「どうしました?」
『………休みませんか師匠…』
「えっ?あー……そうですね。コーヒーでも飲みますか」
ってわけで、近くのカッフェでブレイクタァイム。
『………もう帰りません?』
「……そうする?ヌナが満足したなら、僕はいつ帰っても」
あれっ…私、さっきからずっと
『…そだ、今度は師匠のお洋服でも見るのはどうでしょ』
「えっまさかヌナ、僕に服プレゼントしてくれるの?やっさしい〜、そういうとこ好きだよ」
『話があらぬ方向へ!!』
「ってそんな冗談はさておき。僕はいつだって買いに来れるから、帰ろうか」
『そう?そっか、じゃあ帰ろ!みんなにミョンホが選んでくれた服、自慢するわ!!』
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作者名:歓楽街 | 作成日時:2023年2月18日 13時