SEVENTEENの太陽【2nd】

▽ ページ30

「うーん」

『………試着ってこんなに疲れるものだっけ…』





コンサートで着替えるよりキツい。

これは、女の子の服を着る恥ずかしさから来てるのか？？





「………………うん、うん」

『ハオや、聞いとるかい』





「待ってて」

『ひとりにしないでッッ！！』





手を伸ばしたが届かず。

カーテンを閉めて、鏡に向き直る。





【만세(MANSAE)】の時は仕事だったから、腹括ってスカート履いたけど……私服でスカート履くなんて、もう……初等クラス以来だな。





ひらひらして、スースーする。こんなに違和感あるものだったっけ。

……ウナさんがスカート揺らしてるのは、あんなにかわいいのになぁ。

こんなに似合わないものなのかね。



















「ヌナこれ着て」





なんの前触れもなくシャッ！！とカーテンが開かれた。





『アアアァっ！！お、お前バカか！もし私が全裸だったらどうする！』

「服屋の試着室で全裸になる人は頭おかしいでしょう」

『もし私がそうだったらどうすんだ！！』

「頭おかしいなって思う」

『お前っ、いつもの優しさどこに置いてきちゃったの！！』

「早く着て」

『ハイ』















.













.















『ミョンホや、これ私に似合っとるか…？』

「すいませーん、これ一式買いでお願いします」

『ミョンホさん！！？』

「着たままで大丈夫なんで」

「はい！かしこまりました〜」

『えっ、あのお姉さんちょっと待っ……』

「ヌナ動いたら危ないっすよ」





どの口が何を言ってんだ！！！

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