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『アイドルやってて、彼氏なんて作れると思うかよ…』
まあ、SEVENTEENでいる限りは恋人なんて作る気はないんだが。
私にとっては、どんな事でも炎上の火種だ。
当たり障りなく生きていきたい。
「普通に作れるでしょ。公開恋愛してる人もいるよ」
『私には一生無理だな』
「どうして？」
お前らといるからだよ。
なんて言ったらネガティブに捉えられそうだから…やめとくか。
『…キミたちがイケメンだからヨ』
「ヌナって嘘つくの下手だよね〜。俺が知ってる中でも群を抜いてる」
『それは私が正直だって褒めてる？』
「褒めてる」
『ならいっか……』
「嘘だよ褒めてないよ」
『おい！！褒めろよ！！』
「ヌナってほーんとに毎日元気だね」
『それは褒めてるでしょ？』
「うん、ある意味」
『一言多いわ！！』
元気でいる事っていい事なんだからな。
大事なことなんだからな。
そして元気でいつづけることは、すっげぇ大変なんだからな！！
ちゃんとご飯食べて寝なきゃいけないんだから！！
『はあ……ウォヌはすっかりヌナに冷たい子になっちゃったね』
「やだなヌナ、ツンデレでしょう」
『自分で言うやつは絶対にツンデレじゃない。ウジを呼べ』
「なんすか」
「あ、ウジ」
『おっとまさか真後ろにいたとはウジくん！！！』
撫でようとしたら蹴られた。
『ウォヌや、これがツンデレだ！！』
「ただの暴力では？」
「めでたい妄想ですね」
『くっ…クユズ優しいのジュニだけかよ！！』
嘆いたところで、向こうから「おれも優しいよーー！！」と元気なクォン ホシの声が聞こえたので投げキッスをしたら、エアバットで打ち返された。
優しいやつの行為じゃねぇ！！！
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作者名：歓楽街
| 作成日時：2023年2月18日 13時
