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ページ35

「だけど」





ママも同じようにカントリーマアムを手にした。





「………あんまり無理したらダメよ。って…言わせてね。お母さんってのは、どれだけ優秀な子どもを持ったって心配するものなのよ」

『うん』





「辛くなったら…ううん、楽しい時も、悲しい時も、腹が立つ時も、話を聞かせて欲しい。あなたは忙しいから、そんなに頻繁に連絡出来ないのは分かっているけどね」

『……あいがと、まま』





久しぶりに日本のお菓子を口にした。





変な感じだ。

あの時と変わらなくおいしいのに、なんだかほんの少しだけ切ない。





「いつ帰ってきても、今日みたいに超歓迎!するからね」

『へへ、そりゃありがたいっすわ』





束の間の母娘の時間を、私は楽しく過ごした。


















.



















『そろそろ行こうかな!』

「うん、わかった」





玄関まで見送りに来てくれたママは、腕を広げた。





『どしたんママ』

「そう言えばギュッてしてなかったわ」

『えっ…なに急に……やだよ(笑)』

「なによ〜、ジョシュア君達とはあんなに沢山してるじゃないの!」





それは文化の違いと言いますかね。





『しゃーないのぉ…』





照れくさいが、家族とのこういうスキンシップは…大切かもね。





「じゃあ、またライブの日にね」

『ん、会いに来てね!!』

▼嵐のような一家→←▽



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作者名:歓楽街 | 作成日時:2023年2月18日 13時

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