▼スンチョル、合流 ページ8
【スニョン】
『うわあい!!待ってたぜスンチョラ、同胞よー!』
「おう、待たせたなA」
みんな知っていた人だったから、簡単な挨拶だけをしておれらの仲間に加わったヒョン。
そして、そんなヒョンと仲良さげにハグをするのはあのAという女の子。
どうやらヒョンと年が同じなようだ。
いつの間にスンチョリヒョンと知り合ったんだろう。
……さっきヒョンがおれらの前に顔を見せた時も、彼女がいの一番に飛び出してヒョンに飛びついてた。
ヒョンも昔からの友達かのように彼女を受け止めて、感動の再会かのように持ち上げてぐるぐる回ってた。
そして不思議なもんで、ヒョンを除くおれ達の中で最初に仲良くなったのはジュニで、いつもはフレンドリーなミンギュが一歩後ろから彼女の様子を窺っている。
おれは………まだ迷ってる。
歓迎していいならすぐにするよ。
彼女は、歌が上手いんだ。
ダンスはもうゲロ出そうなくらい下手くそだけど、あのハチャメチャに厳しいでお馴染みのミンシク先生が…彼女のフォローをしていると聞いた。
ということは、例え世紀末レベルにダンスが下手くそだとしても、見込みがあるということ。
ミンシク先生の評価に、間違いはない。
ほんと、もう絶望するくらいに下手なんだけど。
……………どうしてか、タイミングが掴みづらい。
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作者名:歓楽街 | 作成日時:2023年1月30日 21時