僕らの太陽【2nd】 (ページ6)

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スンチョルが急に青ざめて私に謝ってきたので、何かと思えば年上にずっとタメ口だし呼び捨てだったと大反省しているそうだ。

年上……って、えっもしかして私のこと？？

『嘘だ、私がスンチョリより年上なわけない』

「いやだってジナさんと……」

『ジナ？あいつ94lineだから私の一個上』

「えっ」

『うん？？』

しばらくポカンとしたが、次の瞬間スンチョルは手にしたスリッパで私をはたいた。

『なんでスリッパ持ってんねん！！！』

「ばっ、バカ野郎焦らせんじゃねえよ！！！死んだかと思ったわ！！」

呼び捨てあっている理由なら何やらについてを説明すると、スンチョルは安心してでっかくため息をついた。

「よかった……」

『別にもし私がスンチョルより年上でも、タメ口だったって怒らないぞ』

「いやいや………そうか、お前この国の人じゃないもんな…」

『うん、文化違うから。ジナと、韓国来たからにはこっちに合わせないとダメだよね～って話はしたけど…』

そもそも年下の知り合いはほとんどいないし、いつもジナ達と一緒にいたからなあ。

『オンニとかオッパとか呼ぶ機会がまったくなかったんだわ』

「そうなのか。……ちなみにお前何月生まれ？」

『なぜ？』

「一応オレより遅いって確認したい」

『遅い前提かよ。一生教えてやんねー』

「んだと？」

『それよりスリッパでぶっ叩いたこと謝れ！！！』