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ファンが会いに来てくれるなんて、なんとも現実的でない事が起きたものだ。
私のファンなんて存在しないとすら思っていたのに、いるもんだなあ……マニアックな人も。
しかもあの人かわいかったし、服もオシャレだったし、シトラスのようないい匂いしたし。
思わず抱きしめちゃったよね。
だから多分、私も今はイイオンナの匂いがしてると思う。
さ!お手紙読もうっと。
Aちゃんへ
はじめまして。
私はソウルに住んでるあなたのファンです。いつもSEVENTEEN TV欠かさずに見てます!
男の子の中にひとり混ざって歌って踊っているAちゃんがカッコよくて、素敵で、あなたのファンになりました。
…
…
…
どうか、これからも頑張ってください。私はずっとAちゃんを応援します。
大好きです!!
황 은하
.
「あっ、Aこんな所にいた…!」
探して来てくれたんだろう、彼の慌てようからそう分かる。
『じ、じずぅ゙………っ!!』
「うわびっくりした、なにその顔ひっどいな……」
穴という穴から液体大放出祭りをしている私を見て、わかりやすくドン引くジス。
『うわぁあああんっ!頑張っででよがっだあ゙〜っ!!』
「やめて鼻水つくから」
すがろうとしたら、頭をわし掴まれた。
『だってえ゙〜〜…!!』
「というか…何があったの?」
『これっ…これ見でっ……』
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作者名:歓楽街 | 作成日時:2023年1月30日 21時