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▼薄着は辛いよね ページ28

『さびぃ!!!』





真冬辛い!!





「そりゃその格好なら寒いよ。上着はどうしたの?」

『ぶるぶるしてたジフニが剥ぎ取ってった』

「ウケる」





なんで自分で用意しなかったんだろうな……。

そしてなんであんなに容赦なく追い剥ぎしたんだろうな……。





『ところでジスや、キミあったかそうなコート着てるね』

「着る?」

『え!貸してくれんの!?』

「貸さないけど」

『期待させないでくれるかな』





ちょっと腹たったぞコノヤロ。





「おいでよ」





ジスは上着の前を開けてそう言った。





『…………ん?』

「寒いんでしょ?」

『うん…寒い、けど………それはちょっと、』

「なんで?」





おっと、ジスは私と違ってこういうことに抵抗がないタイプの子なのか。





『ちなみに確認するけど、私は女だぜ』

「そんなこと知ってるよ」

『……やじゃないの??』

「なんで??イヤじゃないよ」

『………わ、私に下心あるかもしれんよ?』

「Aに限ってそれはない」





そりゃないけどさ。





「まあ、もし下心あってもAならいいよ」

『なんでだ』

「話のネタにできるから」

『ひでぇ!!』





これでも私、人なんだよね。笑いものにしないどくれよ。





「てか早くして。さむい」

『…おいっす』

▽→←▼ドラ イ ジフン



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作者名:歓楽街 | 作成日時:2023年1月30日 21時

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