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眠い。
現在の時刻、朝の6時。
いや、そりゃSEVENTEENの仕事が入っていて6時に迎えに来るなら分かるんだよ。送迎が仕事だから。
でもね？今日の彼らのスケジュール、午後からなの。
午後からなのに、朝の6時に彼らの宿舎に来てるの。
いいよね、メンバーの方たちは私が来るのを待っているだけなのだから。私はここに来るまでの時間があるから、起床時間はもっと早いんだよ。
しかも、呼び出されたのは私だけね。
他のマネさんはスケジュール通りに迎えに来るのに、私だけがこの時間に彼らに呼び出されてんの。
これでしょうもない用事だったら殺意が沸く。
『やっっと6階……』
もう6階までの道のりが長ぇんだよな。
JN「A！」
『…ジュンさん？』
JN「おはよう〜」
『お、おはようございます』
ジュンさん……ファッションセンスがバグったのかな。
なに、その首に巻いてあるファーみたいなマフラーみたいなやつ。パーティーで壁に付けるようなキラキラした。
JN「ごめんね、早いのに来てもらっちゃって。眠い？」
『限りなく眠いです』
JN「だよね〜(笑) じゃ、中に入ろ！」
おいでおいでと手招きをされる。
えー、なんか怖い。
『罠とかないっすか』
JN「僕のことなんだと思ってんの〜」
『いや、全員に対して疑ってるんですが』
JN「なお悲しい」
怖くないからおいで〜って優しく笑うジュンさん。
イケメンに言われるとうっかり信じてしまいそうだ。まったくこれだからイケメンは。
『なんかあったら慰謝料求めます』
JN「お金に困ってるの？」
『毎月困って……いやそう言いたいわけではなくて』
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作者名：歓楽街
| 作成日時：2024年3月12日 23時
