SEVENTEENの太陽【7th】

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そして会社に着き、まず社長室へ顔を出した。





『…代表、この度はご心配おかけして申し訳ありませんでした』

「……腕の調子は」

『縫合して、出血ももうないですが…痛みは酷いですね。普通に見積もって、一ヶ月くらいで抜糸との事です』





代表は頷くかのように下を向き、「そうか」と呟いてまた顔を上げた。





「………今から加害者と顔を合わせて、話を聞いてもらいたいんだ。…そして、今後についての話も」

『はい。……分かりました』





2人で部屋の外に出ると、待っていたクプスが私の名を呼ぶ。





『クプス、ここからはひとりで大丈夫』

「……だけど、お前…」





咄嗟に手首を掴んだが、きっとクプスは私の震えに気づいていたんだろう。とても心配そうに、私を見つめてくる。





『大丈夫だって。な、信じろ！』

「…………会議室まで行く」





子どものように、腑に落ちていない様子で。

多分遠慮したところで引かないだろうからと、私の方が折れた。





「会社としては、既に法的措置をとるつもりだと表明しているけど」

『…対応については、会社の意向に任せようと思ってます。私はとにかく、相手側の話を聞きたい』













.













.













「さあ、中に」

『………』





「……A」





まったく、何でお前がそんなに険しい顔をしてんだよ。





『大丈夫だって』





強ばる顔の筋肉を無理やり動かして、下手くそに笑顔を作った。

無理してるのなんて、きっとスンチョルにはバレてるんだけど。

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