SEVENTEENの太陽【7th】

▼時計の針が ページ38

【エスクプス】



「お前ら、ちょっとついて来い」





マネヒョンが、丁度オレたち全員が揃ったタイミングで声をかけに来た。

突然なんなのだろうか、と全員が不思議に思う中で案内されたのは会議室。





「俺は頃合見てまた来るから」

「えっ、ヒョン？？」





同伴していなくていいのか？中に誰か……





「失礼します…」





ガチャ＿＿＿＿










.











.











.












『おお、スンチョラ』

「……………………………あ？」






そこにはAがいた。

…………そこにはAがいた？？







「……は！？A！！？」

「うおっ！？ヌナ！！！」

「Aヌナだ！！！Aヌナだぁ！！」

「ぬなあああああ！！！」

『待て待て待てお前ら！！くっつくなよ暑苦しいわ！！！』





オレにぶつかりながら、我先にと部屋の中へ走るメンバーは、あっという間にAを取り囲む。

イスに座っていたAは、もみくちゃにされたせいで床に倒れ込んだ。





『ちょ…待っ……離れろ！！！』

「うわあああヌナ！！ヌナだ！！本物だっ！！」

『本物だから！本物のヌナだから一旦離れろっての！！』

「うわああああんぬなﾞああああいたがっだああああ!!!」

『汚ぇ！！！おまっ…バカ野郎ミンギュ、鼻水つけんな！！』






「ど……どういうこと…？」

「なんで…Aヌナがここに…！」





唖然とするメンバーもちらほらと。そりゃそうだ。

予定では、Aは今も日本にいるはずだった。

それなのに……どうして会社の会議室にいる？？





「ま、待て！！待てお前ら！！静かにしろ！」

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