▼“それ”はアイドルに付き物 ページ5
『悪かった、と………夢の____嫌いになっ、』
「ヌナ」
『んあ』
突然声をかけられてびっくり。
誰かと思ったら、斜め後ろに立っていたのはミンギュだ。
「今、暇?」
『おー、どしたぁ?』
「…忙しい?」
『いや、暇になった』
「でもなんか書いて……」
『いや、たった今この瞬間に暇になった』
メモ帳を閉じて、「座りなよ」と言ったら、ミンギュは素直に横に腰を下ろした。
「あのさ、変なこと聞くけど……」
『変なら嫌や』
「聞いてよ!!」
『はいはい(笑)』
「………………ヌナってイ ソンギュさんと仲良かったり…する?」
『え?』
突然何の話をするのかと思えば、ミンギュの口から出た名前は、以前私がコラボをした歌手のものだった。
『いや、別に。そんなに連絡も取ってないよ?』
「…そうだよね」
『どうした』
「いや…………その、なんかね。……なんて言うか」
『もごもご言わんで、ハッキリ言いな』
「……今日、その…ネットで熱愛報道みたいなのが」
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作者名:歓楽街 | 作成日時:2023年3月12日 12時