▼in DALLAS ページ33
【ディノ】
シカゴでの公演も無事に終了し、次に僕らがやって来たのはダラス。
『チャナ!来たぞ、あのダラスに!!』
「ヌナ、ダラス好きなの?」
『はじめて来た』
「あ、そう」
『ちょっ、待ちたまえチャナ!!私を見捨てないで!!』
初めて来た土地ではしゃぐ気持ちはよぉ〜く分かるけど、にしてもボルテージおかしいよヌナ。
「Aヌナ、重い」
『げっ、バレてる!?』
そんなに引っ張ったら誰だって重いと思いますが…。
「ヌナ最近2kg増えたんでしょ」
「あ、そうなんですか」
『ちょおっと待て!!なぜウォヌが知っとん!?』
「ミョンホに聞いたけど」
『じゃあなんでミョンホが知ってんだよ!』
「僕はジョンハニヒョンに聞いた」
『あいつか………!!!』
なんて頭を抱えるAヌナ。
一番秘密を話したらいけない人にだけ言っちゃったんだ(笑)
『でもヌナの増量は筋肉を増やすためだから!!』
「健気だね」
『健気だよ!!』
「自分で言うんすか」
『言わせてもらいます。今のヌナの目標はハルクなんだ!』
えっ、ムキムキ緑マンになりたいの…??
「ヌナがハルクになったら俺泣くかも」
『じゃあやめる!!』
「意思弱いな」
『ヌナは弟を泣かせるために生きているのではないからな』
ふんぞり返って言われましてもねぇ。
「いや、俺が泣く理由は笑いすぎてだから」
『ヌナがハルクになった暁には、まずお前をアルゼンチンバックブリーカーしてやるから覚えておけよチョノヌ』
「んじゃ、元陸部の脚力で頑張ってブラジルまで逃げるわ」
「ただの陸上部が超人に勝てるとは思わないよ、ヒョン」
「ヒョンならなんでも出来るさ」
いやごめんウォヌヒョン、ここでそんなこと言われても、あんまりかっこよくないや。
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作者名:歓楽街 | 作成日時:2023年3月12日 12時