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【場地side】
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急いで着替えをかっさらい、自室を後にする。
エレベーターで１階分上がり、Aの部屋を目指す。
チャイムを鳴らすと「はーい開いてるよ〜」と声がして、ドアノブに手をかけると本当に開いていた。……流石に無防備すぎンだろ、と頭を抱えながら玄関に入ると、パタパタと2つの足音が耳に入る。
そちらの方に視線を移すと、気持ち悪いくらいに笑顔のAと、恥ずかしそうにAの手を握る千冬が来た。
「はい、千冬くんっ」
「……えっ、と、」
「がんばれ！」
「ばじ、しゃん、……おかえり、！」
「っ、ハ、……？」
「やっば、めっちゃ可愛くない？！ねえ場地！！」
「お、おう、…え、」
なんなんだ、この破壊力。……クッソ、ガキってこんな可愛いモンだっけ？
「よく言えました！」なんて千冬の頭を撫でるAに、「しゃんって、噛んじゃった、」とAの足にしがみつく千冬。
「場地、おかえり」
「…おう、…ただいま。」
「ふふ、……っえ！ちょっと、」
「うるせ、」
どうしようもなく愛らしい2人を、思わず自分の腕の中に閉じ込めた。
多分、今の俺の顔はみっともないくらいに赤いんだろう。自分でも分かるくらい顔に熱が集中していた。……ホント、コイツら調子狂うワ。
「うわ、…場地、真っ赤じゃん。照れてやんのー」
「オマエなぁ、」
「ばじさん、まっか？」
「まっかだね〜」
「ハァ？うっせえってマジで！！」
「うわ、うるさ」
「千冬くん行こ〜オムライス食べよう！」「…ん！」そうやって離れていく温もりに、もう一度、すぐにでも触れたいと思ったのは、誰にも言えない。
「ほら！場地も早く〜オムライス作ったげるから」
「…おー」
振り返るAが、大好きだと思ったのは、もうすぐ言えそうな気がした。
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しょーゆ - 久しぶりに見に来たら、更新されていて喜びの舞を踊ってしまいました。大好きです。更新頑張ってください！ (11月11日 10時) (
レス) @page28 id: 3bdb915083 (このIDを非表示/違反報告)
navy(プロフ) - 続きがなくて泣いた。なんでここで終わってる……！！！！ (7月5日 18時) (レス) @page27 id: eabe4dc5e7 (このIDを非表示/違反報告)
花怜?ゃ?(プロフ) - ニヤケ止まりません。好きすぎる‼️‼️ (2022年11月20日 19時) (レス) @page27 id: 364dcb601a (このIDを非表示/違反報告)
ちょんちょん - はぁぁぁ…尊すぎました。最高です。 (2022年7月24日 12時) (レス) id: 6a23f9fd22 (このIDを非表示/違反報告)
まお - あかん。にやけ止まらん (2022年5月11日 0時) (レス) @page27 id: 51025c20d8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぴらふ | 作成日時：2021年8月9日 23時
