私たちの恋愛１０最終章 (ページ42)

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まずは、紫耀のご家族へ。
写真は見せてもらった事があったけど、初めてお母様とお話するから緊張しちゃう。

まずは、紫耀が結婚する事を報告している。
横で緊張しながら待っていると、そっと手を握ってくれた。
口パクで、大丈夫やからと言ってくれている。
うんと頷き待つ。
しばらく話した後、じゃあ代わるからと言われ、電話を渡された。

A「初めまして。Aと申します。」

紫耀母「初めまして。紫耀の母です。アハハ。そんなに緊張しないで下さい！実は、私もあのAさんと話してるなんて緊張してるんだけどね？アハハ！」

明るくて話しやすいお母様だな。

A「あの…、紫耀さんと結婚させていただきたいのですが…。」

紫耀母「もちろん！どうぞ、どうぞ！っていうか、うちの子で大丈夫なんですか？お付き合いしてるとは聞いていて、その時もビックリしてたんですけど、まさか結婚だなんて。」

A「ありがとうございます。宜しくお願い致します。今日は電話での報告になりまして、すみません。今度改めてご挨拶に伺わせて下さい。」

紫耀母「ありがとう。こちこそ宜しくお願いしますね。」

緊張の電話が終わった。
電話を紫耀に返す。

紫耀「ありがとう。ってか、そんな緊張する事ないよ？あっさりしてる人だから。」

いやいや、緊張しない訳ないでしょ？
お姑さんになる方なんだよ？

A「でも、明るくて話しやすいお母様で安心した。結婚も認めて下さったし。近いうちにご挨拶に行こうね？」

紫耀「うん。じゃあ、次はおばちゃん。」

そう言って、電話を掛け、私も電話を代わって話した。
とても喜んで頂けた。

弟さんにも連絡をと言ったけど、LINEでいいと言うので、任せた。

紫耀「あー、何か結婚するんだって実感するねー。よし、次はAのご両親ね！」

お母さんに電話する。

母「もしもし？」

A「今話せる？」

母「うん大丈夫よ？あっ、ちょうどみんな大集合なの！に切り替えましょ？」

何だ？大集合？誰がいるんだろ？
いやいや、こちら今から大事な話しをするんだけど…
そう思っていると、テレビ電話に切り替わって、早くーってお母さんか言っている。
後ろからは、お兄ちゃんの声もするな…
帰ってたんだ。