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紫耀「アハハハ。おじさんとおばさんカップル。」

A「アハハハ。さっきのカップルもビックリしてたよね?」

紫耀「あの彼氏、登り坂を登れない彼女の為に、一緒に自転車降りて歩いてあげてたんだね。」

A「そうだね。」

紫耀「それなのに、俺は、負けたくないって本気出してごめんね?もし、Aが歩く時は、俺もちゃんと一緒に歩くからね。」

A「ううん。いいの。あと、私は坂を登れない事ってないから。だから、これからも全力で挑んで来てね?」

紫耀「アハハハ!流石!」

A「全力で立ち漕ぎって可愛くないよねー。私も、あっ、キツイ。登れないわ…。とか言った方がいいのかな…。」

紫耀「俺はAなら何でもいい!」

A「甘やかすよね。」

紫耀「だから、もっともっと甘えて欲しいって言ってるやん。」

A「えー。十分甘えてるけどな私。まだ足りないの?」

紫耀「全っ然足りない!」

A「アハハハ!そんなに足りないんだね。分かった。じゃあ、お土産屋さん見たいなー。こんな感じ?」

見た目はおばさんだけど、腕を掴んで、可愛く言ってみた。

紫耀「うーん。0点。あっ、でも、可愛らしく言ってたから10点あげる。」

10点は貰った…。
やっぱり、私には出来ないな…

お土産屋さんに入り、見て回る。

A「色々あるね。」
名産品や、定番の箱物のお菓子まで色々。
タカと翔平のとこ、ケンちゃんぐらいかな。
ついでに、潤君にも買うか。

紫耀「何でもいいよ!」

A「ん?何が?」

紫耀「買ってあげる!」

A「…何で?」

紫耀「だって、甘えてくれるんでしょ?」

A「そもそも甘えるって何?」

紫耀「えっ?」

A「私の友達のお土産を買ってもらうのは、甘えるって言うの?」

紫耀「買い物の時に、買ってあげる事が、彼氏らしいというか…。これ買ってーって言われて、いいよーって言うのが普通って言うか…彼女ってそんな甘え方すると思ってたから。」

A「何それ?そんな甘え方を期待するなら、私は絶対に出来ないな。ゴメンね。」

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作者名:ひろみ | 作成日時:2018年11月8日 12時

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