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シンジ「で?どうすんだ?」
A「こうなりゃ、狂ったように電話掛けてやる!」
紫耀に電話すると、ワンコールもならないうちに出た。
紫耀「もしもし?」
普通だ…。逆に怖いんだけど。
A「あっ、さっきはごめんね?つい。」
紫耀「別れないから。」
A「あっ、うん。私もだよ。」
紫耀「テレビで言ってたけど、近所の人って本当に?空港から一緒だったの?」
あー、全部説明するの面倒だなとか少し思ってしまう私は、最低な人間だなと思いながら、シンジとの一連の流れを話した。
それと、既読スルーの訳と、電源を入れ忘れてた事もついでに謝ることが出来た。
A「そういう事なんだ。本当にごめんね?」
紫耀「俺も、嘘つきとか言ってごめんね?」
A「いや、違うの。これも全てお調子者シンジが悪いんだから。」
シンジ「お前な…」
紫耀「近くにシンジさん居るの?」
代わって?と言われ、シンジに代わる。
シンジ「えっ?俺?もしもし…」
紫耀「あっ、初めまして。平野紫耀と申します。」
シンジ「あっ、はい。えっ?平野さん?俺、平野シンジです。」
まさかの平野同士。
紫耀「そうなんですか?偶然ですね。」
シンジ「そうですね?」
紫耀「あっ、あの俺年下なんでタメ口でお願いします。」
シンジ「そうなんですね?何歳?」
紫耀「21です。」
シンジ「マジで?はぁ?A…、お前犯罪ギリギリじゃねーかよ…」
紫耀「もうすぐ22なんで大丈夫です。」
シンジ「はぁ、そうですか。」
紫耀「あっ、すみません!呼ばれたので、これで失礼します!また!」
シンジ「はぁ、はい。……。何か、呼ばれたとか言って、電話切れたぞ。」
A「仕事中だろうからね。今日もかなり遅くなるって言ってたし。大変なんだよアイドルって。」
シンジ「ん?待て…。アイドル?」
A「うん。King&Prince。平野紫耀君。知らない?」
シンジ「知ってる……。母ちゃんが、ゾッコン。同じ平野性だから、結婚したみたいって、騒いでて気持ち悪かったから覚えてる。えっ?愛しのダーリンって、その平野君?待て…、今俺の家中に貼られてる平野紫耀は、Aの彼氏って事か。俺、いつもそれ見ながら生活してるんだぜ?」
A「アハハハハっ!うん。愛しのダーリンは平野紫耀君。」
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作者名:ひろみ | 作成日時:2018年11月2日 10時