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翌朝、朝食を食べていると、
紫耀「ねぇ、今日は遅くなるよね?仕事終わったら、ドラマの撮影メンバーとご飯食べに行ってくるね。」
A「うん。分かった。今日は2曲レコーディングするから、遅くなると思うよ。」
紫耀「1曲だけじゃないんだ?」
A「うん。」
紫耀「もう一曲って、どんなの?」
A「カバー曲だよ。aloneって言う曲なんだけど。〇〇さんの昔の曲なんだけど、私前から大好きで、お願いしてたら、カバー出来るようになったの。」
紫耀「へぇー。良かったね。」
A「うん!あっ、私もう出なきゃ!」
急いで片付けをしようとしたら、
紫耀「俺やっとくから、準備しておいで?」
何て、出来た彼氏なんだ。優しいな…
A「ありがとう…」
紫耀に見送られ、ケンちゃんの迎えの車に乗り込み、スタジオに入り。
スタッフや、音響さんと最終打ち合わせや、テスト等を繰り返す。
to you…から録る事に。
ブースに入り、数テイク録った。
スタッフさんとそれを聴きながら、修正して、またレコーディングして…。
この曲に対する思い入れがやっぱりあるので、感情をあまり込め過ぎないようにと指示が出たりした。
オッケーのサインが出て、まず、to you…は完成。
休憩時間に携帯を見ると、紫耀からLINEが。
[レコーディング順調?頑張ってね。]
[alone、聴いたよ。めっちゃいい曲!]
返事を返す。
[お疲れ様。to you…のレコーディングは終わったよ。紫耀を想って歌いました。]
[alone、いい曲でしょ?休憩終わったら、レコーディングだから、頑張るね。]
着信もあっていた。
涼真君からだ…。
何だろう?
電話を掛けると、
涼真「あっ、もしもし!Aさん?」
A「うん。ごめんね?電話取れなくて…。どうかした?」
涼真「あー、うん。確認したい事あって…」
A「何?」
涼真「志尊淳と会ったんだって?で、PVの相手役に決まったって。」
知り合い?友達とかなのかな?
A「あっ、うん。そうなんだ。立候補してくれたみたいで。」
涼真「えっと、その…。Aさんは、まだ例の彼と付き合ってるんだよね?」
A「うん。」
涼真「だよね?結婚報道、違う人と出てて、この前はビックリしたけど、すぐ否定してたしね。やっぱり、変わらず例の彼と続いてるんだよね?」
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作者名:ひろみ | 作成日時:2018年11月2日 10時