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持ち上げられた感覚と、揺られる感覚で目を覚ます。
紫耀「目覚めた？」
A「あっ、ごめん。寝てた？」
そっとベッドに寝かせてくれる。
隣に横になり、抱き締められる。
紫耀「曲、本当にありがと。」
A「こちらこそ、ありがとう。」
紫耀「もし、曲書いてくれる事があったら嬉しいんだろうなぁって思ってたんやけど、その100万倍嬉しかった。」
A「フフ。」
紫耀「旅行、もうすぐやね？」
A「うん！楽しみだね。」
紫耀「何かしたい事とかある？」
A「そうだなー。あっ、自転車に乗りたいな。」
紫耀「自転車？そんなんでええの？よし！任せろ！俺、二人乗り余裕やから。」
A「えっ？やだよ。ちゃんと1台ずつ乗ろうよ！」
紫耀「あっ、そうなん？でも、こんな美人さんが、まさかの自転車って。」
A「私、子供の頃から自転車大好きだったの。でも、大人になってから全然乗ってないから、久しぶりに乗りたいなって思って。」
紫耀「季節もええし、気持ち良さそうやね？あとは？したい事ないん？」
A「うん！あとは、散歩！」
紫耀「散歩？この前も言ってたよね？マジなんだ？笑」
A「当たり前でしょ？温泉宿の次の日は、早朝散歩って決まってるでしょ？」
紫耀「えっ？早朝？そうなん？」
A「うん。で、散歩から帰って来たら、朝風呂に入って、それから朝食ね！」
紫耀「朝からハードやん…。起きれるかな…」
体を少し起こして、紫耀の胸に手を置いて、甘えてみる。
A「折角の旅行なんだし、いいじゃーん。ね？付き合ってよー。」
紫耀「うん！！」
A「やった！！」
紫耀「可愛すぎるー！」
ギュウギュウ抱き締められて、ゴロゴロとベッドを転がる。
A「キャー！落ちるー」
紫耀「可愛いー！！」
もう何度目だろ…
まだゴロゴロと転がされている…
さすがに、
A「しつこい！」
紫耀「アハハハ！ごめんね？さぁ、明日は大事なレコーディングやし、早よ寝よ？」
A「うん。ありがとう。おやすみなさい。」
紫耀「おやすみ。」
キスをして、背中から抱き締められる、いつもの体勢で眠りについた。
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作者名：ひろみ
| 作成日時：2018年11月2日 10時
