私たちの恋愛９ (ページ34)

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A「あっ、はぁ、はぁ、ダメ、もう…」

紫耀「…満足？」

A「…とっくに…、もう許して…」

紫耀「…俺もそろそろ…、一緒に、愛してる。はぁ、はぁ、あっ！」

それまでの記憶しかない…
目を覚ますと、裸で紫耀に包まれていた。

A「…。」

若いというか、なんというか…
それにしても激しかったな…
私も意識を飛ばすって…
腰痛いし、身体が重い…
あんなに激しくするなんて、やっぱり今回も嫌な思いして、我慢もしてたんだろうな…
ごめんね。
目にかかっている前髪をそっとどかしてあげる。
綺麗な寝顔。

A「愛してるよ」
そっとキスを。

紫耀「…んぅー。おはよ。大丈夫？」

起こしちゃったな。

A「おはよう。うん、寝たから大丈夫。」

紫耀「…やっぱりそうなんだ。ごめんね。つい…」

ん？やっぱり？

A「でも、気持ち良かったよ。」

紫耀に擦り寄ると、抱きしめてくれる。
幸せだな。
でも、次の瞬間、耳を疑うような事を話し始めた…

紫耀「やっぱり、こういう時って寝せてていいんやね。A、意識飛ばすから、ビックリし過ぎて、焦って。A、死んじゃうんじゃないかって…、で、救急車呼んだ方がいいのかなって思って、でもどうしようってわかんなくなって、潤君に電話して聞いたら、そのまま寝ろ！！バーカ！！って怒られた…。」

えっ？救急車？あっ、呼ばずに、うん、そんなの呼んだら笑いものだよ。
しかも、そんな事で、熱愛がバレることになるなんて、最悪過ぎるからね。
ちょっと待って？
えぇぇー！！嘘でしょ？潤君に？
嘘？嘘だ…、嘘でしょ？嘘だと言ってー！！
本当に、そのまま寝ろ！バーカ！だよ…
どうしてくれるんだ？

A「バカじゃないの！！！！」

抱き締めていてくれてた手を剥がし、枕で思いっきり叩く。
なんでよりにもよって潤君なのよ！！
あの悪魔のような潤君に弱みを握られてどうするのよー！！

紫耀「痛っ！チョット！落ち着いて？」

A「何で電話なんかしてるのよ！！しかも、潤君に！！ってか、意識飛んだぐらいで死ぬ人なんかいないんだから、そっとしておいてよ！」

紫耀「チョット！痛いって！だって、俺そんな事知らないし。それに、タカさんに最初電話したけど、繋がらなくて、LINEもしたんだけど、返事なくて。だから、潤君に電話したんだって！」

叩き続ける私から、枕を奪って携帯を見ている。