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紫耀「…何考えてる？」
後ろから私の肩にお湯をかけながら、聞かれる。
A「…うん？色々…」
紫耀「色々？教えて？」
A「うーん、私は紫耀の優しさに甘えてたんだなぁって…」
紫耀「そんな事ないし、もしそう思うんなら、もっと遠慮せず甘えていいのに。」
A「そんなことしたらバチが当たる…」
紫耀「バチ？笑」
A「そうバチ。いつもごめんね。それから…いつもありがとう。」
紫耀の方に体を向けて、大好きな紫耀の綺麗な目を見つめ、心からそう言った。
紫耀「何か…、怖いんやけど…。待って？え、俺、絶対に別れないからね！！」
何故そうなる…
A「私だって、絶対に別れたくないよ…。だから、自分の日頃の言動を反省しただけなんだけど…」
紫耀「良かったー。もー、怖くなるからそんな改まって言わんで…。反省なんか何もする事ないし。そのままのAでおって。」
A「また甘やかす…。だから、ダメなんだって。」
紫耀「ダメじゃないって。」
A「私は紫耀の事、いつも振り回してばっかりでしょ？こんなんじゃダメなんだって！」
紫耀「それでいいんやって。こんな綺麗なAやから、男は好きになってしまうって分かるし、男友達も多くて、いつでも誰にでも優しくて、楽しくて、ノリが良くて、そんなAが好きなんだって。」
A「でも、平等じゃない…。紫耀だって、絶対にモテモテのはずなのに、そんな素振り1度も感じた事ないなって。それは、紫耀がちゃんと私の知らない所で終わらせてくれたりしてくれてるからでしょ？私もちゃんと、そんな風に出来なきゃダメなんだよ。」
紫耀「だから、ダメだって！！俺の知らない所で終わりにするとか、そっちのほうが不安になる。これからも、バレバレで大騒ぎにさせてくれなきゃ！」
何で？……
っていうか、バレバレでって…
確かにそうだけどさ…
そんな大騒ぎ、普通はしたくないんじゃ…
私だったらって考えたら、嫌過ぎる。
耐えれるのかな？
A「意味わかんない…」
紫耀「ホントにやめてね！今のまま、ヤキモチ焼かせてくれなきゃ！！その方が燃えるし！！飽きないじゃん！俺には、このままがちょうどいいの！その度に、好きが増えるし！」
A「…上がろっと…」
何か、もういいや。
そのままでと言われても、このままでいい訳ないんだから。
逆上せそうだし…上がろっと。
紫耀「あっ、俺も！」
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作者名：ひろみ
| 作成日時：2018年11月2日 10時
