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許せ、シンジよ…。

A「昔、若い時に憧れの先輩といざしようとしたら、立たなくて出来なかったんだって。そして、それをお兄ちゃんに相談したら、それからインポってことある事に呼ばれるようになったって話。」

紫耀「可哀想シンジさん…」

母「最低ね、あんた達兄妹…」

A「お兄ちゃんは、たまに名前の代わりにシンジをインポって呼んじゃう人でなしだけど、私はさっきみたいに、ここぞって時にしか使わないんだよ?おにいちゃんと一緒にしないで。」

母「どっちも、どっちよ。」

紫耀「でも、何かシンジさんと本当に兄弟みたいでいいですね?お兄さんに俺も弟にしてもらいたいな。」

A「絶対にやめた方がいいよ?お兄ちゃんは悪魔なんだからね!」

母「確かに、やめておいた方が身のためかもね。」

紫耀「でも、この前お会いした時は、優しいお兄さんでしたけど…」

母「騙されちゃダメよ。」

A「そうよ!私とシンジがどれだけ虐げられて育ったか…。地獄のような舎弟生活…。」

母「絶対服従だったもんね。笑」

A「うん…。ジャンプ事件や秘密基地事件、教科書事件に、城サイン事件、バイク事件。他にも数えきれない程の事件が…。何度死ぬ目にあったことか…。シンジなんて特に、生きてるのが奇跡なんじゃないかなと思うぐらいだよ…」

紫耀「そんな?笑」

A「そんなだよ…。」

母「申し訳なかったわー」

A「お母さんがそんなんだから、ダメなんだよ…」

母「だって、我が息子ながら、イケメンだし、私には優しいんだもん。」

A「そのせいで…。はぁ…。もう別にいいけどさ。」

紫耀「今度詳しく教えてね。」

A「気が向いたらね。出来るだけ思い出したくないし。」

母「もう、こんな時間。遅くまで電話付き合わせてごめんなさいね?楽しかったわ。じゃあ、私はお風呂に入って寝るから。またね?」

紫耀「俺こそ楽しかったです。おやすみなさい。」

お母さんがお風呂に行った。
携帯を持って、2階の部屋に入る。

A「本当にごめんね?仕事終わってキツイのに…」

紫耀「楽しかったよ。顔見て話が出来て良かったし。お父さんにだけは、会えなかったんやけどね。」

A「あー、お酒飲んじゃうとダメなの。」

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作者名:ひろみ | 作成日時:2018年11月2日 10時

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