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父「いつかじゃなくて、真剣なら1度連れて来なさい。」
A「そうだね。」
母「あっ、誤魔化そうとしたでしょ？ダメだからね！年内に連れて来なさい。」
A「忙しい人だから、無理だよ。」
母「えっ？もしかして、芸能人なの？ねぇ、シンジ君！」
シンジ「えっ？いやー、どうかな？」
A「ちょっと、シンジにやめてよ。」
父「お兄ちゃんは知ってるのか？」
A「えっ？うん。会ったよ。」
父「そうか。なら。」
そう言って、お兄ちゃんに電話し出した。
A「待って、待って！分かったから、言うから！はぁ…」
母「何だかドキドキするわー！」
父「俺もドキドキしてきたぞ…」
シンジ「ウケる…笑」
A「絶対に誰にも言わないでよ？いい？絶対だからね！！」
父「おう！まかせろ！」
母「分かったから早く教えてよー」
2人共、身を乗り出して、今か今かと待っている。
A「平野紫耀君。」
父「……？誰だ？」
母「キャー！！！さすがAだわー！！」
お父さんは知らないよな。当然だ。
それにしても、お母さんのこの反応…。
まさかの、シンジママタイプ？
母「お母さん、大ファンよー！」
やっぱり！シンジママタイプかー！
シンジ「そうなんすか？うちの母ちゃんと一緒ですよー。」
母「そりゃそうよー。シンジ君のお母さんに教えて貰ったんだもん。私は、キンプリのティアラよ。」
父「誰だ？キン何とかって。あっ、アイツか？ジャニーズか？」
母「そうよ！お父さん！」
父「でも、若過ぎんや？で、どいつが平野か？」
母「愛に年齢は関係ないたいねー。私だって、お父さんの5歳下でしょ？平野君はセンターの子。」
父「そうだな。センター？真ん中？よく分からんな。」
A「そんなにファンだったなんて、知らなかったよ…。」
母「あっ、でも平野君じゃなくて、私は岸くんファンだから、安心してね？お父さん、私がファンの岸くんはリーダーなのよ？で、Aの彼氏はエースね。」
何を安心するんだろ？もし、平野紫耀君ファンだったら、娘の彼氏を奪うつもりなのか？
A「……。お父さんも大変だね。」
父「何でだ？こんなに美しくて楽しい奥さんが居て俺は毎日幸せだぞ？」
シンジ「うわー。いいっすね。そういうの。」
父「見習っていいぞ？」
シンジ「ありがとうございます！」
お兄ちゃんの次は、お父さんの舎弟にでもなるつもりなのかな。
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作者名：ひろみ
| 作成日時：2018年11月2日 10時
