私たちの恋愛７ (ページ34)

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涼真「そうなんです。ずっと、こんな感じでフワッと生きてるんですこの人。撮影終わって久しぶりに会ったけど、やっぱAさん凄いわ！俺敵わないもん！」

A「よく分からないけど、私が勝ったって事ね？やった！よしじゃあ私行くね？バイバーイ。」

次は買い物、買い物！
忙しいんだから私。
変装グッズも探さなきゃだし！

涼真「またいきなり自分のペース…。はい、はいではまたいつか。お元気で。」

A「涼真君も元気でねー。あっ！ちゃんとお店の人にパスタ食べ残した事謝らないとダメだからね！いい？それと、携帯もだよ？店内ではダメだからね！」

涼真「あっ、はい…」

A「それでは、みなさんお騒がせしてすみませんでした。失礼します。」

お会計を済ませて、お買い物へ。
ブラブラしながら、お買い物を楽しんでいると電話が。
また竹内涼真の表示だ。
広場のベンチに座って電話に出る。

A「もしもーし」

涼真「あっ、Aさん！お会計ありがとうございました！もービックリしましたよー」

A「あー、いいのいいの。」

涼真「ご馳走様でした！近くに座っていた人達の分も全部お会計して頂いたみたいで、みんな感動されてましたよ？」

A「いやお食事中にご迷惑をお掛けしたからね。」

涼真「やっぱり、Aさん凄いわ！」

A「そんな事ないって。」

涼真「俺もそんな風に周りにちゃんと気を回せる人になりたいです。」

A「涼真君は既にしっかり者だし、ちゃんと気遣いが出来る素敵な男性だよ？」

涼真「Aさんにそう言ってもらえると嬉しいな。」

A「そう？私もそんな風に言ってもらえると嬉しいから、おあいこだね。」

涼真「そうですね。Aさん？また電話してもいい？…」

A「ん？だめー！！用もないのに掛けて来ないでね？」
紫耀がいるんだから、だめに決まってるでしょ？

涼真「ですよね？用事のある時だけにします。」

A「お願いしまーす！じゃあねー、バイバーイ」

涼真「あっ、はい。バイバイ…」

何かまだ大丈夫じゃないんじゃないか？
と、携帯を見つめながら思った。
でも、まっいっか。もう会う事もあまり無いだろうしね。