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A「ううん…。嬉しかったんだよ?私も出来るなら今すぐにでも結婚したいって思ってる。でも、そんな嬉しいって思った気持ちを伝える前に、自分達の置かれてる状況の方を考えちゃって、嬉しいくせに、大人ぶってた。本当にごめんね。」

紫耀「それ聞けただけで充分や。ありがとう。」

Aは、俺から少し離れて、
A「ねぇ、ここだってよく分かったね?」

紫耀「あー、タカさんに聞いた。」

A「そうなんだ。」

紫耀「Aを探しに部屋出たら、タカさんにちょうど会って。」

A「へー。」

泣いて赤くなったAの目が心配で、親指でそっと触れる。
紫耀「ごめんな?泣かせてもうて…」

A「ううん。私も悪かったから。これからはもっと素直になるように頑張るね。」
ニコッと笑ってくれる。
泣き顔での笑顔って、何だか堪らなく愛おしくなる。

紫耀「可愛過ぎるって…。キスしてもええ?」

A「…うん。」
少し恥ずかしそうに返事を返すとこもまた堪らない。
何やろこのジュワーって身体中に広がる感情は…。
このフワフワとする感情のままそっと、Aにキスをする。
涙が出て来た。

A「…泣いてるの?」
ものすごく不安そうな顔で俺を見ている。

紫耀「うん。好き過ぎて、勝手に涙が出てくるねん。俺ね、もうAの事、愛してるって言葉では表せないくらいやねん。涙が出るほどの感情なんよ。」

A「紫耀…。ずっと、ずっと一緒にいるから。私も愛してる以上の気持ちで紫耀の事思ってるよ?」

キスして抱き締めてくれる。
紫耀「A…。」
そのまま、ベッドにAを倒して、覆い被さる。
Aも、受け入れてくれる。
それから、じっくりと深く愛し合った。
言葉では伝えきれない思いを、身体を合わせる事で伝え合った。
事が終わり、シャワーを浴びベッドに戻って来た。

紫耀「ねぇ、A?」

A「うん?」

紫耀「何度もプロポーズしてるけど、本当の本気のプロポーズも、そんなに先じゃないからね?俺、ジャニーズだけど、結婚待たせるつもりないから。実は不安に思ってたでしょ?」

A「うん。実は少しは考えてた。潤君をずっと見てきたからね。でも、アイドルなんだからある程度の年齢にならないと難しいよねって分かってるし。」

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作者名:ひろみ | 作成日時:2018年10月8日 0時

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