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タカ「そんな顔しなくても大丈夫だって!笑」

紫耀「こんな夜に家を出してしまったから…。すぐ近くに居るって、どこにいるか場所ご存知なんですか?」

タカ「あっうん。紫耀の部屋。」

紫耀「えー!!!俺の部屋に?」

タカ「うん。」

紫耀「そうですか。良かった。」

タカ「で?何でアイツ家出したんだ?」

紫耀「…聞いてませんか?」

タカ「うん。なんか疲れてたし。で?何でなの?」

紫耀「あー、喧嘩してしまって…。」

タカ「バーベキューの時は仲良かったじゃん?何でいきなり喧嘩?」

紫耀「今日がすごく楽し過ぎて、田舎とか自然の中で遊んだりするのも好きだって同じだねって話しながら帰ったんです。本当に相性ピッタリだなって思って。で、マンション帰ったら、疲れてるはずなのに、俺のご飯の事とかお風呂の準備とかしてくれるAを見てたら、なんかもう奥さんみたいだなって思ってきちゃって…。今すぐ結婚したいって言ったんです…。」

タカ「うん。それで?」

紫耀「俺、真面目にプロポーズしたんです。でも、無理って言われて…。」

タカ「結婚を無理って言われたの?」

紫耀「いや、今すぐは無理だって。」

タカ「そうだろうな。で?」

紫耀「で、あまりにも何度も無理と言われて、ついカッとなって…。俺も今すぐに結婚は無理だって分かってるんです。でも、今結婚したいなって思った瞬間やったから、言っただけなんです。だから、無理だって分かってても、ただ、うんって言って欲しかっただけなんすよ…。でも、俺も引くに引けなくなって…、年上ぶるなとか言ってしまったら、じゃあ、年下と付き合えば!って言って部屋を飛び出して行かれました…。」

タカ「うん…。あんさ、1つ言っていい?」

紫耀「はい。」

タカ「気持ちが昂ぶって結婚したくなるって、まぁ分からないでもないよ?一般人ならそんな感じで結婚するんだろうなって思うし。でも、お前らは違うじゃん。こんな事言うのも何だけどさ、Aはそれなりに芸能界長いし、だからそれだけ責任もある。今すぐ結婚とか言われても、アイツの性格からしたら、冗談でもうんって言えないと思うよ。」

紫耀「すみません…」

タカ「いや、俺も偉そうに言える立場じゃないんだけど、Aの親友としてね。何かゴメンね。」

紫耀「いえ。」

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作者名:ひろみ | 作成日時:2018年10月8日 0時

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