私たちの恋愛７ (ページ19)

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紫耀「たしかに。アハハハ。よし先にお風呂入ろっか！」

A「うん！準備してくるから待ってて？」

紫耀「俺するよ？」

A「いいから。明日のお仕事の準備とかあるでしょ？」

紫耀「ありがと」
本当に奧さんみたいだな。
明日の予定を確認して、持ち物を準備する。
着替えを寝室に取りに行って準備したり、バタバタと動き回るAを見ていたくてソファーに座って見ていた。
綺麗な人なのに、飾らない感じで、凄く性格も合う。
俺は本当に幸せ者やな。
今日だけでも何回思ったやろ…。
結婚したい。
さっき花火に囲まれた時も思った事。

A「お待たせ。お風呂いいよ？」

Aは笑顔で俺にそういうと、キッチンに行きエプロンを付けようとしている。
本当に奧さんみたいだ。
紫耀「あっうん。ありがと。A？ちょっとこっち来て？」
俺の横をポンポンとする。

A「うん？何？」

そう言って、俺の横にチョコンと座る。
俺はAの手を握りながら、今溢れてる気持ちを伝えたくなった。
紫耀「A。結婚しよう。」

A「えっ？あっ、うん。そうだね。」
いきなり横に来てと言われて、何だろうって思ってたら、いきなり結婚しよう？
でも、前からいつか結婚しようっては言われてるからな。
本気のヤツでは…ないよね？まさかね？

紫耀「…。」

何故何も言わないの？
A「アハ。ありがと。そうだね。いつか結婚しようね。」
凄く真剣な目で見つめてくるから、この沈黙を破るために言ってみた。

紫耀「今すぐしたい。」
Aは、いつかと言うけど、俺は今すぐにでも結婚したい。

A「えっ？今すぐ？無理だよ。もー、この前も話したじゃない。」
また？この前も宥めるのが大変だったんだよな。

紫耀「無理じゃない…。今すぐ結婚して俺の奧さんになって欲しい。」

A「無理だって！この前も話したでしょ？」

紫耀「もう、いい！」
何で分かってくれないんだよ！！！
やっぱり俺ばっかり好きなんだ…。
そんな無理無理言わなくてもええやん！

何故か怒りながら、お風呂に行った紫耀。

A「はぁ…」
ため息しか出ないな…。
私だって結婚するなら紫耀とって思ってるけど、でも、でも今じゃないじゃない！
何で分かってくれないの？
しかも、何であんなに怒る訳？
はぁ…まっいっか！
とりあえず、ごはんを作ろ…
ちょうど作り終わった頃にお風呂から上がってきた紫耀。
こちらをチラッと見るけど、無言。