私たちの恋愛６ (ページ7)

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プリンを手に、ジンジンと痛むオデコを押さえながら自分の控え室目指して廊下を歩く。
潤君、本当にバカなんじゃないかと思うぐらいデコピンしてきたな…。
よっぽど私服ダサいって思われたのが傷付いたんだろうなー。
まぁ、気持ちは分かるけど…。
あー、オデコ絶対真っ赤になってるよな…メイクさんにしっかり隠してもらわなきゃな。

潤「おいッ！」
後ろから声がする。

A「…？」
気のせいか。オデコをさすりながら歩く。

潤「待てって！」

肩を掴まれて、ビックリして振り向くと潤君が。
A「ビックリしたー！！」

潤「呼んでも気付かないからだろ？ボーっとして歩きやがって…」

まっ、まさかまだデコピンが足りないとか？
A「…もう許して下さーい！！！！！！」
とりあえず逃げる。オデコを押さえながら必死に走る。

潤「ちょっと待てって！！！」

A「いやだ！何で来るのよー！もう許してよー！！！！！！」
必死に逃げるが捕まる…
手首をしっかり握られ、逃げられない。

潤「ハァハァハァッ…」

A「ハァハァハァッ…」
2人でとりあえず呼吸を整える…
廊下を歩くスタッフの方々が、何事かとチラチラ見ていくが、みんな忙しそうで、バタバタと横を通って行く。

潤「何で逃げるんだよっ！！！！！！」

A「だって、もうオデコが壊れる！」

潤「はぁ？もうしないって！」

A「じゃあ、何で追いかけて来たのよ？」

潤「紫耀にプリン渡してなかったから、やりに行こうってしたら、目の前にA居たから声掛けたんだよ！そしたら、逃げやがって！」

A「何だ、そうだったんだ！それなら、そうと早く言ってよ…。また無駄なエネルギー使ったじゃん…」

潤「お前が勝手に勘違いして逃げただけだろうが…。俺だってもうヘトヘトだよ…」

A「ってか、ここ何処？」
周りを見渡すが、ここは何処なんだろう…
私の控え室ってどこ？

潤「はぁ？」

A「あのぉ…、私の控え室どう行けばいいかご存知でしょうか？」

潤「マジで？」

A「マジで…。だって、潤君から逃げてたら知らない所に来てたんだもん！責任取ってよね！」

潤「お前、また迷子かよ…この前といい、しっかりしよろよな！ほら、行くぞ！」

A「またもや、すみませんね…。」
潤君の後をついて行く。