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A「うん。そうだよー。お互い行く人がいないから一緒に行くようになって、それからいつの間にかだよね?しかも、この曲潤君イントロから泣いてたよね?横見たら、ツーッて涙が流れてて、ビックリしたんだから。」
潤「お前も泣いてたじゃねーか!」
A「泣いたけど、イントロでは泣いてない!」
潤「泣いた事にはお互い変わりないんだから、いいじゃん!」
紫耀「ライブって泣くんだ?」
潤「マジでいいからミスチルのライブは。」
A「そうなんだよねー。あの映像でグッと来て、それから優しい桜井さんの声でって、感動もんだよね。」
岸「凄いですね…」
潤「でも、泣かせる歌って言えば、Aもじゃん?」
紫耀「そうだよ!めちゃくちゃ感動するもん」
A「私なんかまだまだだよ…。」
潤「まぁ確かにお前の場合、自分で泣くってパターン多いしな。」
A「そうなの…。すぐ感情入っちゃってさー。悩みなんだよね。」
ナビはもうすぐ目的地周辺とアナウンスされる。
でも、ここはまだ高速…。
潤君をチラッと見る。
A「…。」
紫耀「もうすぐ着くって!岸君!」
岸「ヨシ!」
潤「…。」
めちゃくちゃ焦りながら、携帯とナビを見比べている。
A「2人共、多分まだ着かないから…。何故ならまだ高速走ってるし…。」
潤「あっれー?おっかしいなー?ハハッ」
笑って誤魔化そうとしている。
A「笑って誤魔化そうとしてるでしょ…。私達だけだと不安だから、しっかり者の潤君をナビ係で乗せるってタカに言われたんだけど…。」
潤「待てって!」
必死に携帯を見ている。
そんな潤君の焦りも虚しく…
目的地に到着しました。とナビが到着を告げる…。
もちろん、着いてない。絶賛高速走行中なのだ。
A「…ねぇ、着いたらしいよ…。」
潤「だから、待てって!あっーー!!!この下だ!この道路の下にあるって!ほら、下!下!」
必死に窓から下の道を見ている。
A「何やってるの?ねぇ、これからどうやって行くの?とりあえず次で降りるから、今のうちに道確認しててよね!」
潤「お、おう!」
A「潤君じゃあてにならないから、後ろの2人もお願いね!」
後ろの2人も慌てて携帯を取り出し、潤君から住所を聞いている。
次の出口で高速を降り、山道に入って走っていると、タカから電話が。脇道に留めて携帯を見つめる。
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作者名:ひろみ | 作成日時:2018年9月24日 0時