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A「アハハハッ!見て見て?なんであんな格好してきたんだろうねー」
後ろから見ても涙が出る程面白い。
紫耀「そんな笑ったらダメだよ。プッ、アハハハッ」
そういうくせに、自分だって笑ってる。
岸「さすが、芸能人だなー潤君。私服もキメキメなんだな!」
紫耀「…マジで?」
A「…本気で言ってるの?」
岸「何がすっか?」
A「本気なんだ…」
紫耀「マジかー」
岸「えっ?」
A「紫耀、岸君まだよく見てないからなんじゃない?岸君、前から潤君が歩いてくる時、よーく見てみて?とんでもない格好してるから。しかも、あの謎のベストのポッケの一つ一つがパンパンだから。更に注目ポイントは首だから!よく見てね?」
岸「分かりました!」
紫耀「あっ、戻って来た!」
テイクアウトの紙袋を提げた潤君がこっちに向かって歩いてくる。
ダサい!やっぱりダサすぎる!!
岸「ダッセー!!!マジ?えっ?ギャグ?」
A「アハハハッ!ねぇ?言ったでしょ?ダサすぎるー!何度見てもダサーい!」
紫耀「アハハハッ!!!首、首!!!」
岸「アハハハッ!バンダナー!!!」
A「見た?ね?言ったでしょ?面白過ぎない?何でバンダナ巻いてるのー?アハハハッ。あんな変なサングラスしてるくせに、それさえも霞んでるって凄い破壊力!」
潤「何か盛り上がってるじゃん?ほら!」
あなたの事で盛り上がってたんだよ。
A「あ、ありがと。ねぇ、バレなかった?」
潤「バレてない、バレてない!はい、2人の分な。」
後部座席の2人にドリンクを渡してる。
上半身を捻りながら渡すから、後ろの2人も至近距離で服装を拝める事に。
紫耀、岸「あ、ありがとうございます!」
もう、2人共見れないといった感じで、視線を外しながら手だけで受け取ってる。
A「アハハハッ。」
潤「お前、今日はやけにご機嫌だな?そんなにバーベキュー楽しみなんだ?」
勘違いしてるけど、乗っておこう。
A「ま、まぁね。楽しみだなー。アハハ。」
車を発進させ順調に目的地に向かって走っている。
潤「あっ、次一旦高速降りて?」
A「降りるの?次で?あー、どこか寄るって言ってたもんねー」
言われた通り高速を降りて走る。
潤「俺が手配したスペシャルな肉を取りに寄るんだよ。」
岸「流石っすね!」
潤「だろ?生産者から直接買うんだよ。」
紫耀「何か大人ですねー」
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作者名:ひろみ | 作成日時:2018年9月24日 0時